...木も草も芽も種も枯れ果てるであろうと気づかはれた...
石川三四郎 「土民生活」
...今まで気づかなかったのですか...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...うかつにも気づかないでいたのである...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...働いていることが殊さら人に気づかれぬほどのやさしい存在が地上いちばんむごたらしい方法でいまここに 殺される...
峠三吉 「原爆詩集」
...彼も気づかないではなかったが...
徳田秋声 「仮装人物」
...木山に気づかれないやうに神棚に上げて置いたものだつたが...
徳田秋声 「のらもの」
...彼女自身もさらに気づかなかったが...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...熱海となる気づかいはあるまい...
中里介山 「大菩薩峠」
...ことによると寝ぼけて停車場を間違えたんだろうと気づかいながら...
夏目漱石 「三四郎」
...今や彼女達とパリの女性達との間に横たわる違いに嫌でも気づかされてしまうのだった...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...なかには気づかぬものもあった...
本庄陸男 「石狩川」
...薄暗がりである故に気づかれもしまいと落ちついて...
牧野信一 「剥製」
...万事は気づかれないように...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...我々が怠つて居たといふことも気づかれるのである...
柳田國男 「家を持つといふこと」
...「お気づかいあるな」と...
吉川英治 「私本太平記」
...伝右衛門にお気づかいは無用でおざる...
吉川英治 「新書太閤記」
...逃げられる気づかいのない穴蔵だ」スタスタと廊下を先に歩きだした...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...自分のしている恐ろしい悪事に気づかない人でした...
和辻哲郎 「ある思想家の手紙」
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