...毛頭考えていないわけじゃない...
...毛頭許さない!...
...そんなことが起こるはずが毛頭ない...
...彼女は毛頭理解できなかったようだ...
...毛頭忘れるな!...
...短い白毛頭(しらがあたま)の...
海野十三 「一坪館」
...各人(かくじん)へ御示(おしめし)御座(ござ)候(そうろう)とも毛頭(もうとう)異存(いぞん)無之(これなく)候(そうろう)...
福沢諭吉 「瘠我慢の説」
...どっちも引き退く気配は毛頭なかった...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...そんな手数のかかることをしようなぞとは毛頭も考えなかったが...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...しかしその思いは、今は毛頭もない...
外村繁 「夢幻泡影」
...恵林寺の先触(さきぶれ)でも毛頭(もうとう)疑いのないところ...
中里介山 「大菩薩峠」
...そんなものをあなたの方角から受け取る気は毛頭ないのです...
夏目漱石 「明暗」
...それだから千金の春宵(しゅんしょう)を心も空に満天下の雌猫雄猫(めねこおねこ)が狂い廻るのを煩悩(ぼんのう)の迷(まよい)のと軽蔑(けいべつ)する念は毛頭ないのであるが...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...おれはあんな化物と一緒になる気は毛頭ない...
野村胡堂 「判官三郎の正体」
......
樋口一葉 「別れ霜」
...妾のこの大それた行為を弁解する気は毛頭ないのですが...
平林初之輔 「華やかな罪過」
...もはや毛頭それに逆おうなぞとは考えたこともないほど巍然(ぎぜん)たるものであるに拘(かかわ)らず...
本庄陸男 「石狩川」
...毛頭(もうとう)その事実に偽(いつわ)りはない...
牧野富太郎 「植物知識」
...修業の道を進まうとは毛頭考へてゐなかつた...
正宗白鳥 「學校の今昔」
...毛頭残っていなかったようです...
夢野久作 「死後の恋」
...探偵劇(しばい)にも毛頭...
夢野久作 「二重心臓」
...土地にいたくもいられません」五もとより夏侯楙は蜀につく気は毛頭ない...
吉川英治 「三国志」
...苦痛らしい顔を、土気色に硬(こわ)ばらせて、『てまえに於ては、一体何の遺恨やら、毛頭、覚えのない儀でござった...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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