...あまり成績がよくないようですよ...
芥川龍之介 「MENSURA ZOILI」
...身なりもよくないし...
梅崎春生 「魚の餌」
...竹見の風体(ふうてい)がよくないうえに言葉がうまく通じないという有様で...
海野十三 「火薬船」
...子供というものがあればこそたいせつな人でござりますが子供が死んでしまいましたらちかごろよくない評判もあるしまだうばざくらというにさえ若すぎるとしだし旁(かたがた)これはややこしいことがおこらぬうちに里へかえってもらった方がというような話になりまして引き取るとか引き取らぬとかいろいろとまたこみ入ったかけ合いがござりましたすえに誰にもきずがつかぬようにえんまんに離籍の件がまとまったのでござりました...
谷崎潤一郎 「蘆刈」
...彼女の御機嫌がよくないところへ...
種田山頭火 「行乞記」
...腹工合がよくない...
種田山頭火 「其中日記」
...よくないところもありますし...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...よくないことであろう...
アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳 「ユダヤ人のブナの木」
...性質(たち)のよくない稲荷じゃ...
中里介山 「大菩薩峠」
...日頃仲のよくない石原の利助が...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それはよくないことですから...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...喉を突こうか…………彼れこれと思って居る内にお関は暗い床の中で反物屋の店先に立った様に左から右へそりゃあよくないそれもいけないと死に方を選んで居る非常に滑稽な自分を気づいた...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...体がよくないのだそうです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...頭によくないと言って...
室生犀星 「蛾」
...「今死のうとする赤児に灌腸するのはよくないじゃないか...
室生犀星 「童子」
...縹緻(きりょう)もよくないし...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...よくない恋を盗んでいるのを知って...
吉川英治 「野槌の百」
...どんなに寝ざめがよくないかしれません...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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