...帝都最大の殷賑(いんしん)地帯...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...外ヶ浜に於いて最も殷賑の要港となり...
太宰治 「津軽」
...喧騒と臭気と極彩色と殷賑(いんしん)と音響のなかを大通りキタイスカヤ街へ出た...
谷譲次 「踊る地平線」
...彼は殷賑のキリケス族の都なる城門高きテーベーを 415荒らしつくして我の父*エーイチオ,ンを亡しぬ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...290更に人口殷賑の都城七つを贈るべし...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...殷賑(いんしん)を極めた夜であった...
西尾正 「放浪作家の冒険」
...誠に目を驚かすばかりの殷賑(はんじょう)...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
......
逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」
...永遠 風に荒れて 兇行の日々は殷賑たれ...
逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」
...前者は冒頭の背景に団子坂菊人形の殷賑を描き...
正岡容 「根津遊草」
...ああして殷賑(いんしん)工場多く...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...殷賑(いんしん)をきわめていた...
吉川英治 「剣の四君子」
...けれど首府の殷賑(いんしん)がそのまま朝廷の盛大をあらわすものとはいえなかった...
吉川英治 「三国志」
...年々の殷賑(いんしん)に拍車をかけて...
吉川英治 「三国志」
...いわゆる巴蜀文化の殷賑(いんしん)を招来していた...
吉川英治 「三国志」
...昼ながら堺の殷賑(いんしん)もまるで墓場のようにさびれているのに...
吉川英治 「新書太閤記」
...大坂の殷賑(いんしん)は...
吉川英治 「新書太閤記」
...いわゆる六街三市の人口やその殷賑(いんしん)は...
吉川英治 「新・水滸伝」
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