...武蔵国では江戸を除いては一二と云う都会であったのだ...
中里介山 「武州喜多院」
...二十六武蔵国の御家人猪俣党(いのまたとう)に甘糟太郎忠綱(あまかすのたろうただつな)という侍は深く法然に帰依した念仏の行者であった...
中里介山 「法然行伝」
...済々(せいせい)として武蔵国を通ると...
中里介山 「法然行伝」
...二十八武蔵国の御家人...
中里介山 「法然行伝」
...武蔵国の住人津戸三郎為守は深くこれを歎いて...
中里介山 「法然行伝」
...武蔵国新井方村(むさしのくにあらいかたむら)の水呑百姓...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...氷川などの武蔵国内の諸神を奉斎(ほうさい)する由緒のある宮...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...忠文はそのかみ将門(まさかど)追討の命を受けて武蔵国へ馳せ下ったが...
久生十蘭 「無月物語」
...元禄七年(1694)にできた貝原益軒(かいばらえきけん)の『豊国紀行(ほうこくきこう)』に「別府のあたりには家の棟に芝を置いて一八と云花草をうえて風の棟を破るを防ぐ武蔵国にあるが如し...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...さて武蔵国相模国山中にイハチサ一名イハナとて葉はげにも菜蔬のチサの葉に似て石転(イワワ)の苔むしたる所におふものあり...
牧野富太郎 「植物記」
...武蔵国埼玉郡越谷住井出権蔵の子である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...武蔵国児玉郡の人で...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...そこから武蔵国(むさしのくに)の境を越して...
森鴎外 「護持院原の敵討」
...よのは武蔵国川越(かわごえ)の人某の女(むすめ)である...
森鴎外 「渋江抽斎」
...武蔵北足立郡新倉(にいくら)村大字下新倉字雑談袋(ぞうだんぶくろ)新田は『新篇武蔵国風土記稿』によれば...
柳田國男 「地名の研究」
...武蔵国(むさし)比企郡の低い山すそ道を...
吉川英治 「私本太平記」
...あれから武蔵国葛飾郡(かつしかごおり)の...
吉川英治 「随筆 新平家」
...武蔵国あたりまで行けば...
吉川英治 「源頼朝」
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