...彼は恋人をつくる時にもちやんともう絶縁することを考へてゐる...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...通則としては私が周囲と絶縁することが必要で...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...一面には葉子に対して親類一同は絶縁する申し合わせをしたという事を聞かされた...
有島武郎 「或る女」
...奥畑と絶縁すると云うことは...
谷崎潤一郎 「細雪」
...少くとも今後は断乎焼酎と絶縁する...
種田山頭火 「一草庵日記」
...経済的にも生活的にも(といつて全然アルコールと絶縁することは不可能だらうが)...
種田山頭火 「其中日記」
...硝子は電気を絶縁する...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...かくてこの種の社会科学(?)は自然科学と全く絶縁する...
戸坂潤 「科学論」
...変化するものと絶縁する代りに...
戸坂潤 「科学論」
...之から絶縁するものだと考えられる...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...これを機会として自然科学は全く自然哲学と絶縁することとなり...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...この範疇は社会科学的・自然科学的・範疇と完全に絶縁することによって初めて...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...変化するものと絶縁する代りに...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...文学を科学から絶縁することは...
戸坂潤 「思想としての文学」
...実証科学乃至自然科学と絶縁するか...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...傲慢な態度で完全に周囲の世界と絶縁することを...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...最後に根岸君の手から謝罪的文の一通を取り全く大菩薩峠から絶縁することになって(つまり沢田はもう決して大菩薩峠を演らない)という一札が出来上ってケリがついたのだ...
中里介山 「生前身後の事」
...所謂小説らしい小説やお芝居らしい戲曲と絶縁する爲めの消極的手段として日記を記す心持で書いて見ようと思つた...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
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