...』此の間に家来達は...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...十数箇年に亘る此の間の私の米櫃(こめびつ)仕事は...
高村光太郎 「自作肖像漫談」
...此の間の夜の己(おの)れの越度(おちど)を詫びる言葉を...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...これは餘談であるけれども、昭和の現代に於いて、つい此の間、六十八九歳になる或る高名な老歌人が、四十何歳かの某夫人と「おいらくの恋」とやらをして新聞や雑誌に艶種(つやだね)を提供し、大いに世間を騒がしたことはなおわれ/\の記憶に新たなところである...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...此の間からリヽーのためにおくれてゐたのを取り返さうとして...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...自分は此の間から...
谷崎潤一郎 「二人の稚児」
...つい此の間出たばかりだ...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...此の間の盛裝に比べて今日は又ひどいなりをしてゐる...
中島敦 「環礁」
...此の間の嵐(あらし)の後で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...此の間の部屋とは違つてゐたが...
林芙美子 「浮雲」
...たつた此の間まで...
林芙美子 「浮雲」
...たつた此の間まで...
林芙美子 「浮雲」
...此の間で試験はお終ひになつたツてえんだから...
牧野信一 「疳の虫」
...一四郎は、つい此の間から、何時といふことなしに口笛が吹けるようになつた...
牧野信一 「四郎と口笛」
...あの此の間あった話のように...
松永延造 「職工と微笑」
...」此の間、何うかすると、ゴト/\、ゴト/\と、輕い、併しながら不愉快(ふゆくわい)な響が耳に入ツて、惡く神經を小突く...
三島霜川 「平民の娘」
...周三は此の間、お房の邪魔(じやま)にならぬようにと氣を遣(つか)ツて、彼方此方(あつちこつち)と位置を移しながら、ポンとして突ツ立ツていた...
三島霜川 「平民の娘」
...此の間初めて、舞台稽古をみたんですけど、全部あれでしょう、和服みたいなものでしょう、そこへ音楽が妙なんですもの……妾なんかまるで面喰(めんくら)って了って……...
森本薫 「華々しき一族」
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