例文・使い方一覧でみる「此の世」の意味
スポンサーリンク...疫病の前兆だとか此の世の終りだと思つてゐるのだ... 
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...なんてきれいなものだらう！『此の世界では...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...此の世で一ばん愛しているのは...
太宰治 「新ハムレット」
...此の世の中には、やっぱり悪い人というものがいたのだ...
太宰治 「新ハムレット」
...此の世の中にあるものか...
田中貢太郎 「魔王物語」
...自分の「母」は既に此の世にいないものと思わなければいけないのであった...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...もう此の世にはいないものとあきらめて...
谷崎潤一郎 「二人の稚児」
...此の世の數々の歎げきを越えられて...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...軒下に一世一代此の世の名残り...
直木三十五 「南国太平記」
......
中島葉那子 「馬鈴薯階級の詩」
...お前は由紀子に相違あるまい――が一度死んで法律的には此の世に存在しない人間だ...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...この人形は此の世に二つと無い宝物だ...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...此の世の中に恋々と未練を持ち...
林芙美子 「浮雲」
...未来永劫此の世に遺したさに...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...屍體解剖の世話役として此の世に生れて來たものであらう...
三島霜川 「解剖室」
...後年果して其刀で兩膝以下を截られて此の世を去たと出づ...
南方熊楠 「詛言に就て」
...此の世は巡礼である」――がひどく予を鞭撻（べんたつ）しまた慰めて呉れた...
山本周五郎 「青べか日記」
...声を発すれば母も此の世に生れ出たるに似たり爾来（それより）母の懐（ふところ）を寝処（ねどこ）とし母の膝を遊び場とし母の乳を食物（しょくもつ）となし母の情けを生命（いのち）となす母にあらざれば...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利！手書き漢字入力検索