...直ちに次いで我を襲うのである...
泉鏡花 「おばけずきのいわれ少々と処女作」
...次いでその国のキリスト教的偉人を語り...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...彼處まで電話を掛けて取次いで貰ふ事にするから」春三郎はこの文太郎の元氣や看護婦の周到な注意を見てさきに醫局で受けた冷たい感じはもう忘るゝともなく忘れてしまつて再び此廣大な建物...
高濱虚子 「續俳諧師」
...ぼくは借り物競争に出て、算盤(そろばん)と女の帽子と草の葉を一枚、集めてくるのにあたり、はじめに近くに見物していた内田さんの頭から、ものもいわずに、紅(あか)いベレエ帽をひったくり、ポケットにねじこむと、ドタドタと階段をおっこちて、事務所に殺到(さっとう)、事務員のひとが、呆気(あっけ)にとられているか、笑っているのか見極(みきわ)めもできぬ素早さで算盤をひったくり、次いで、階段を、大股(おおまた)に、三段位ずつ飛びあがって、頂辺(てっぺん)のガアデン・ルウムに入ろうとすると、ぴったり足がとまりました...
田中英光 「オリンポスの果実」
...章を分けて一人々々書次いで行つたこの材料を...
田山録弥 「文壇一夕話」
...彼は先ず八人の酋長(しゅうちょう)達に厚く謝辞を述べ、次いで公衆に、此の美しい申出の為された事情と経過とを説明した...
中島敦 「光と風と夢」
......
仁科芳雄 「NIELS BOHR」
...此の大森は勧進帳に次いで私の上演数の多い狂言なのです...
松本幸四郎 「大森彦七と名和長年」
...これに次いで飢饉を起した...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...それにも拘(かかわ)らず医師のほうでは妙に大事をとり、初め五七日といったのを倍にし、次いでもう暫く、この月いっぱいというように延ばしていた...
山本周五郎 「落ち梅記」
...いそぐからと申上げて下さい」若い家士は奥へ取次いで戻り...
山本周五郎 「新潮記」
...次いで休之助からつなにと渡された...
山本周五郎 「風流太平記」
...母里太兵衛が取次いで...
吉川英治 「黒田如水」
...意地のわるいこといわずに先生へ取次いでくれ...
吉川英治 「新書太閤記」
...うかうかと、虚名(きょめい)に酔うて、よろこび呆(ほ)うけてはならぬ」事実――しばらく戦(いくさ)のなかった伊勢方面は、この間に、秀吉の別動隊が、峰ノ城を陥(おと)し、神戸(かんべ)、国府(こう)、浜田(はまだ)の諸城をも乗っ取り、次いで、七日市(なのかいち)ノ城も攻め潰(つぶ)していた...
吉川英治 「新書太閤記」
...これを将門に取次いでみると...
吉川英治 「平の将門」
...ポウランドに次いで...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...次いで信州につたところ...
若山牧水 「樹木とその葉」
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