例文・使い方一覧でみる「構」の意味

...對手に對する輕蔑若しくは怒りを構成してゐる場合があることである...
阿部次郎「三太郎の日記　第三」

...許生員は構わず言いたいだけを言ってのけた... 許生員は構わず言いたいだけを言ってのけたの読み方
李孝石「蕎麦の花の頃」

...ああやって冷静に構えて反対しながら... ああやって冷静に構えて反対しながらの読み方
林不忘「安重根」

...場末の町によく見るやうな家（いへ）の構（つくり）で... 場末の町によく見るやうな家の構での読み方
田山花袋「父の墓」

...感じたことをすべてうち明け合うという権利――一瞬間後にはもう愛さなくなっても構わないが...
ロマン・ローラン　Romain Rolland 豊島与志雄訳「ジャン・クリストフ」

...経済機構の発展につれて... 経済機構の発展につれての読み方
中井正一「歴史の流れの中の図書館」

...構いませんから先へやりましょう... 構いませんから先へやりましょうの読み方
永井荷風「つゆのあとさき」

...その機構を研究されたものである... その機構を研究されたものであるの読み方
中谷宇吉郎「硯と墨」

...来たって構い付けなければそれまでじゃありませんか」「そりゃ今までだって同じ事だよ...
夏目漱石「道草」

...伽羅大盡と言はれた構へだけに... 伽羅大盡と言はれた構へだけにの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...最早ここから無事に逃げ出す見込みもありやなしや――そんなことに構わず...
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...書いたものは持って参りませんから――」「それで結構... 書いたものは持って参りませんから――」「それで結構の読み方
野村胡堂「芳年写生帖」

...結構熟柿（じゅくし）臭いいきになって三時間も飲みつづけていた酔漢のまねができますからなあ」「甲刑事は一体どうしたんだ... 結構熟柿臭いいきになって三時間も飲みつづけていた酔漢のまねができますからなあ」「甲刑事は一体どうしたんだの読み方
平林初之輔「祭の夜」

...頗る明治風の構へを持つた下宿屋が存してゐたが... 頗る明治風の構へを持つた下宿屋が存してゐたがの読み方
正岡容「巣鴨菊」

...「それは非常に結構なことでございますが... 「それは非常に結構なことでございますがの読み方
紫式部與謝野晶子訳「源氏物語」

...そして銃を構へた水兵等や... そして銃を構へた水兵等やの読み方
ジユウル・クラルテエ　Jules Clarete 森林太郎訳「猿」

...右手を振って身構えた... 右手を振って身構えたの読み方
山本周五郎「風流太平記」

...――こやつ！　この面構（つらがま）えを見てもそうじゃ... ――こやつ！　この面構えを見てもそうじゃの読み方
吉川英治「新書太閤記」

この漢字は何でしょう？？

👨話題の人々👩