...概して不器量である...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...概して中国人はあまり茶をのまない...
種田山頭火 「行乞記」
...極々の奥底は概してその人の性質・経験等より出でたる偏狭なる...
津田左右吉 「仏教史家に一言す」
...しかし概して自動車の音...
寺田寅彦 「映画時代」
...中間的随筆は概してはっきりした「筋」をもたない場合が多い...
寺田寅彦 「科学と文学」
...そのぶりかへしの方が概して永かつたから...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...概していえば、これまでにない氣輕な振舞いをしだしたのである...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...*支那の一般大衆は概して...
豊島与志雄 「北支点描」
...幕府時代の能の制度は(多少の例外はあつても)概して一座の棟梁を第一の技芸者として作り上げ得るやうにできてゐた...
野上豊一郎 「演出」
...この人たちの伊香保に対する批評は概して可もなく不可もなしといふ所であらう...
萩原朔太郎 「石段上りの街」
...概して前の方のヒューマニチイ...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...ゆえに今政府の事務を概して尋ぬれば...
福沢諭吉 「学者安心論」
...及び概してすべての下女は...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...それは概して酒場で使ってしまう...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...日本料理よりも西洋料理の方が概して進歩しているものといわねばならん...
村井弦斎 「食道楽」
...概して詞に、言句にたよるに限る...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...あさ子 概してよ...
森本薫 「みごとな女」
...自由思想は日本の学生よりも概して徹底して居るので段段(だんだん)英政府の施設が面倒に成つて来た相(さう)だ...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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