...馬糧以外は概して倉庫より給養する事となった...
石原莞爾 「戦争史大観」
...山稜は概して右側にかぶり...
鵜殿正雄 「穂高岳槍ヶ岳縦走記」
...かれらは概して渇いた人々であった...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...卒業後は概してあまり頑健という方ではなく...
高村光太郎 「智恵子の半生」
...上代の日本人は概して平和の生活を送っていたらしい...
津田左右吉 「日本上代史の研究に関する二、三の傾向について」
...風速の強いときほど概してこの扇形の頂角が小さくなるのが普通で...
寺田寅彦 「函館の大火について」
...概していえば、これまでにない氣輕な振舞いをしだしたのである...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...幕府時代の能の制度は(多少の例外はあつても)概して一座の棟梁を第一の技芸者として作り上げ得るやうにできてゐた...
野上豊一郎 「演出」
...概して皆苦しい夢...
萩原朔太郎 「夢」
...概して皆樂しい夢...
萩原朔太郎 「夢」
...概していえば父母の子を教育するの目的は...
福沢諭吉 「教育の事」
...其人柄の良否に論なく其間の概して穏ならざるは...
福沢諭吉 「新女大学」
...概して、彼は他人を觀察しようといふ考へが起るにはあまりに彼自身に夢中になりすぎてゐる...
堀辰雄 「小説のことなど」
...概して去年のような忙しさはないでしょう...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...概していいますと...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...これらは概して大衆にとっても利益である...
矢部貞治 「政治学入門」
...生徒も概して元気の割に無邪気のお揃い...
山本笑月 「明治世相百話」
...王朝時代ばかりでなく、概して、皇室そだちのお方は、自然、超人間的なお人のよさがどこやらにあった...
吉川英治 「随筆 新平家」
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