...真偽不明の煩瑣(はんさ)極まる法則などは述べようとはせぬ...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...ここにおいて将軍大いに憤慨し「こんな不親切極まる旅館へは宿(とま)らんでもよい...
押川春浪補 「本州横断 痛快徒歩旅行」
...愛の冷却した夫婦の結合は不自然であるとか虚偽であるとかいう勝手な理窟(りくつ)を附けて不条理極まる破縁を不人情とも没義道(もぎどう)とも思わず...
内田魯庵 「美妙斎美妙」
...残酷極まる方法で...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...その不完全極まるものでさえ...
江戸川乱歩 「鏡地獄」
...而してこの極まるところは...
大隈重信 「婦人問題解決の急務」
...実に盛大極まるものでした...
谷譲次 「踊る地平線」
...純情極まる恋愛である...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...この冒涜(ぼうとく)極まる浮浪者を取締る機関が届かないのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...そこがまた実際不衛生極まる所だったよ...
中谷宇吉郎 「先生を囲る話」
...複雑極まる表情を泛べていたのである...
久生十蘭 「魔都」
...真の一時だけで永続せぬ事南方先生の『太陽』への寄稿同然とは失敬極まる...
南方熊楠 「十二支考」
...しかし平凡極まる記事なので...
森鴎外 「鼠坂」
...単調極まる一年間に...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...進取的なプロ階級にとって不愉快極まるロンドンが...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...そうした不可思議極まる潜在意識の作用を...
夢野久作 「キチガイ地獄」
...時により危険極まる...
吉川英治 「私本太平記」
...せめて夢にでも通え!彼の無念極まるこの最期を...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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