...松崎牧師としては不似合極まると心の顏をしかめながら思つた...
有島武郎 「半日」
...「無神経極まるじゃあないか...
泉鏡花 「海城発電」
...「無神経極まるじやあないか...
泉鏡花 「海城発電」
...深刻極まる顔付をしていた...
海野十三 「深夜の市長」
...むしろ残忍極まる処刑でも...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「鉄の処女」
...あの掌中に残された奇怪極まる擦過傷だよ...
大阪圭吉 「デパートの絞刑吏」
...悲愴極まる声を出して...
橘外男 「雷嫌いの話」
...どうせ雪子の身が極まるのは早くても半年ぐらいは先であろうから...
谷崎潤一郎 「細雪」
...斉彬は、冷徹、信ずる理前の通りに行おうとしているし、お前は、熱情をもって、人間の大道を行こうとしているが、極まるところ、二つは合致していて、何れも、人間の大道は通じておる...
直木三十五 「南国太平記」
...この冒涜(ぼうとく)極まる浮浪者を取締る機関が届かないのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...不景気極まる話に日が暮れそうです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...凄惨極まる終局(カタストローフ)に私達を捲き込んで行くことになりました...
野村胡堂 「死の舞踏」
...重大極まる事実となって彼の眼の前に立ち塞がってしまったではないか...
夢野久作 「殺人迷路」
...物体の不合理極まる活躍...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...殺生極まるものはなかつた...
吉井勇 「雑魚寝」
...謙信の悲壮極まる覚悟のほどを思いやれば...
吉川英治 「上杉謙信」
...などというのは特有な日本的閨房語(けいぼうご)で、極まるとき、一叫(きょう)また一叫(きょう)、叫ぶというのがあちらの男女の感受性らしい...
吉川英治 「新・水滸伝」
...戦国時代の乱暴極まる武士たちでも...
和辻哲郎 「鎖国」
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