...男の心はびりびりっと震え込んで一たまりも無えに極まって居らあ...
有島武郎 「かんかん虫」
...しかも極まっていちばん暗い夜に...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...この場の収まりはよいに極まっているけれども...
谷崎潤一郎 「細雪」
...家族には無愛想極まっても朋友(ほうゆう)にはこの上なく叮嚀(ていねい)な男もございます...
夏目漱石 「創作家の態度」
...殺せば死ぬに極まっている...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...感極まって泣きだした...
久生十蘭 「金狼」
...雪なんぞの降っている晩には極まってその夜の事を思い出し...
堀辰雄 「姨捨」
...通る時に主人の挨拶(あいさつ)をする店は大抵極まっている...
森鴎外 「あそび」
...岡田のように極まってはいなかったが...
森鴎外 「雁」
...それからは岡田は極まって窓の女に礼をして通る...
森鴎外 「雁」
...藪入(やぶいり)の日の外には容易に内へは帰られぬことに極まっていた...
森鴎外 「雁」
...後に抽斎に嫁することに極まって...
森鴎外 「渋江抽斎」
...感極まってワッと泣き伏す...
山中貞雄 「中村仲蔵」
...スポーツにしたって負けと極まっている...
吉川英治 「美しい日本の歴史」
...金儲(かねもう)けにゃ極まっているが...
吉川英治 「松のや露八」
...いつもここと場所は極まっているようだった...
吉川英治 「源頼朝」
...晩に食べる物が無いに極まっている...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...かたく極まっていた...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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