...俺は「気をつけ」の号令をいきなりかけられたみたいに棒立ちになった...
高見順 「いやな感じ」
...この棒立ちの薬師如来に精神形象の具体化が生れた...
高村光太郎 「美の日本的源泉」
...細かく砕けたりまた棒立ちになったりする...
寺田寅彦 「軽井沢」
...ヴェリチャーニノフは呆れて棒立ちになってしまった...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...私は其処に棒立ちになってしまいました...
豊島与志雄 「影」
...棒立ちのまま行方を追う眼...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...高見になったところに棒立ちになって...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...いっせいに棒立ちになった...
久生十蘭 「地底獣国」
...部屋の真中で棒立ちになった...
久生十蘭 「墓地展望亭」
...レヴコーはその場に棒立ちに立ちすくんでしまつた――眼の前に立つてゐるのは自分の父親ではないか...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...棒立ちになりました...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...阿賀妻はふと棒立ちになった...
本庄陸男 「石狩川」
...棒立ちになってみつめた...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...二人ともまるでびっくりして棒立ちになり...
宮沢賢治 「風野又三郎」
...そんな棒立ちの気持だけを反芻していた...
山川方夫 「昼の花火」
...T「引ッ込めッたら引ッ込めッ!」仲蔵吃驚して棒立ちになる...
山中貞雄 「中村仲蔵」
...秀之進はほとんど棒立ちになっていた...
山本周五郎 「新潮記」
...しばし棒立ちにさせていた...
吉川英治 「新書太閤記」
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