...梁の大同十年といふ年に...
會津八一 「一片の石」
...見れば薄暗い天井の梁には...
芥川龍之介 「上海游記」
...それらは私と外界とを合理的に繋(つな)ぐ橋梁(きょうりょう)に過ぎない...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...大隈侯等の維新の当時の築地(つきじ)の梁山泊(りょうざんぱく)知らず...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...さらにまたこの海峡の西側に比べると東側の山脈の脊梁(せきりょう)は明らかに百メートルほどを沈下し...
寺田寅彦 「怪異考」
...「死んだ棟梁が氣の毒だと思ふなら...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...定吉さん、御厩様、それに棟梁も、越後屋さんも――」徳兵衛は一座を見渡しながらも指を折るのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...あの男なら関宿の浜棟梁の処にいた船印彫師(だしぼりし)の辰三郎といって...
長谷川伸 「一本刀土俵入 二幕五場」
...「なにがおかしい――ごま化すない、酒が無(ね)えんだろう? 無えなら取って来い、金が吝(お)しいなら俺の家から持って来い、菰(こも)かぶりの一本や二本なら何時(いつ)でも用意してあらア、そこえらの、けちなさむらいとは、ちっとばかり異(ちが)うんだから、なア若えの――ところで、おい、そこの半ぱものの長吉、酒を持って来い、何ちったって今日のこの場合は、俺が棟梁だ、かしらだ、文句があるやつアずーっと前に出ねえ、――承知するかしねえかは、万事この俺の、胸三寸にあるというもんだ、なア、半ぱものの長、長吉!」どんと胸をたたいてぬッと肩をそびやかした...
本庄陸男 「石狩川」
...やがて頭梁のとこへもお蝶さんが来て...
山本周五郎 「柳橋物語」
...何たる惨! 火に包まれた巨大な梁(はり)が...
吉川英治 「三国志」
...梁父(りょうほ)の歌を微吟(びぎん)しながら...
吉川英治 「三国志」
...悪の跳梁(ちょうりょう)はもちろん迷い子も二...
吉川英治 「私本太平記」
...梁田(やなだ)弥二右衛門が...
吉川英治 「新書太閤記」
...山東梁山泊(りょうざんぱく)の近くかと思われる水郷(すいごう)地帯へはいっていた...
吉川英治 「新・水滸伝」
...飛(とうひ)――どいつもこいつも梁山泊では一トかどなやつばかり」「うむ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...梁山泊主(りょうざんぱくしゅ)...
吉川英治 「新・水滸伝」
...棟(むね)の梁(はり)が軋(きし)む...
吉川英治 「親鸞」
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