...屋台根こそぎ波を打って...
泉鏡花 「薄紅梅」
...根こそぎ壊すのに役立つどころか...
海野十三 「怪塔王」
...かれらを根こそぎに討ち亡ぼしてしまいたい...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...そを根こそぎに吹き倒し大地の上に倒れしむ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...根こそぎありったけのことを思い出すが...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...私の意志を根こそぎ奪ひ去つてしまつたためなのであらう...
富永太郎 「美しき敵」
...根こそぎ遠慮のない事情を話して貰いました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...身上(しんしやう)を根こそぎ持つて行かれた上...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...湖を前にしたダラットの段丘の街はゆき子の不安や空想を根こそぎくつがへしてくれた...
林芙美子 「浮雲」
...今度こそ根こそぎ叩きつけ...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...……そしたら、今度こそ、洗いざらい、根こそぎ、港中の仕事は、友田一派に取られてしまう...
火野葦平 「花と龍」
...おお根が根こそぎになったのだ...
本庄陸男 「石狩川」
...江戸八百八町の人気という人気を根こそぎひとりでひっさらって仁王立ちしている自分を感じた...
正岡容 「圓朝花火」
...うがった言い方で言って前に言ったことを根こそぎひっくり返して見せたりします...
三好十郎 「恐怖の季節」
...そこで根こそぎぶっつぶそうと言うコンタンからだ...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...根こそぎ邪魔は除けなかったでしょう」と老母はつづけた...
山本周五郎 「日本婦道記」
...公沙汰(おもてざた)に致せば山手組を根こそぎから総崩れとなそうやも知れぬ...
吉川英治 「剣難女難」
...根こそぎ切ってしまわなければ...
吉川英治 「三国志」
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地位を奪う 時間つぶしにしかならない やってやる
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