...而してその束の間に一の世界を創作して...
レミ・ドゥ・グルモン Remy de Gourmont 上田敏訳 「落葉」
...そう感じたのも束の間で...
梅崎春生 「幻化」
...醉ごこちあくがれまどふ束の間を...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...彼が折角無事であったことを喜んだのも束の間の喜びであった...
田中貢太郎 「陳宝祠」
...ただ束の間も恢復の 110機會はあらず...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...槍を揮ひて猛然と追ひうつ彼は束の間も...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...束の間の栄華を誇った...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...それも束の間のことで...
久生十蘭 「海豹島」
...花束の間からあたしたちのほうを見ていた...
久生十蘭 「だいこん」
...ところが、それも、束の間であった...
火野葦平 「花と龍」
...ただ時をり犬の遠吠えが束の間だけ沈黙(しじま)を破るのみで...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
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松本たかし 「松本たかし句集」
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三好達治 「池のほとりに柿の木あり」
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三好達治 「故郷の花」
...御主人様を束の間も忘れたことはございません...
室生犀星 「お小姓児太郎」
...この束の間の知識のために...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ただ束の間の幸福を逃さぬため...
横光利一 「旅愁」
...腕を差し上げて、女はやや躊躇(ちゅうちょ)の色が見えたが、それも束の間、キリキリッと歯噛みをすると一緒に振り上げた刃がキラリッと光った...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
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