...ある木地屋では、平公夫婦は酒や蕎麥を御馳走になつた...
田山花袋 「歸國」
...かれ等はかれ等の頭領から持たせられた木地屋の古い證書の冩しのやうなものを出して見せた...
田山花袋 「歸國」
...これに加工していろいろの木器を造って里に出していた木地屋の生活には...
柳田国男 「故郷七十年」
...この木地屋に縁由(ゆかり)があると見られる...
柳田国男 「故郷七十年」
...しかし木地屋そのものは...
柳田国男 「故郷七十年」
...全国の木地屋の総元締と伝えられてきた近江の木地屋も...
柳田国男 「故郷七十年」
...ただ諸国に散らばっている木地屋を糾合するだけであった...
柳田国男 「故郷七十年」
...近江犬上郡大君ヶ畑の木地屋に関係のある者がいた...
柳田国男 「故郷七十年」
...箱根の木地屋に行って僅かだけれど借りて来たというのである...
柳田国男 「故郷七十年」
...つまり箱根の木地屋が大君ヶ畑の系統であったからという話であった...
柳田国男 「故郷七十年」
...山林を自由に伐ることができなくなった木地屋は...
柳田国男 「故郷七十年」
...木地屋です」といったとか...
柳田国男 「故郷七十年」
...木地屋の小刀は刃のつき方が普通とちがっている...
柳田国男 「故郷七十年」
...木地屋のは木材を刳(く)りやすくするため...
柳田国男 「故郷七十年」
...この木地屋は、初めから轆轤(ろくろ)だけで仕事しなければならぬ近江の君ヶ畑などではなく、同じ惟喬親王の子孫とは称するが、別の木地屋の残党で、杓子を拵えるのを主な職業としている者たちだった...
柳田国男 「故郷七十年」
...餡ころ餅を作るのによく使うくりものの器も木地屋の作であるが...
柳田国男 「故郷七十年」
...コケシ人形のこと木地屋の作っているものの中...
柳田国男 「故郷七十年」
...私がいちばん木地屋の問題に熱中していた明治の末から大正の初めごろは...
柳田国男 「故郷七十年」
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