...朝靄が立ち込めているので、道路が滑りやすいです...
...朝靄が美しい光景をつくりだしています...
...朝靄のため、運転には十分注意しましょう...
...朝靄が晴れると、秋の景色が一層美しくなります...
...朝靄が昇る頃には、陽が昇って日差しがさしています...
...朝靄のなかに、見上げるような高橋が、女の胸のようなゆるやかな曲線を描いて、眼界を区切っていた...
海野十三 「ヒルミ夫人の冷蔵鞄」
...曉早く、樓下を漕ぎゆく艪の音に夢やぶれ、戸を推し、欄によりて望めば、そよ/\と吹き來る凉風につれ、朝靄浮動して、幽趣いふべからず...
大町桂月 「鹿島詣」
...付近の森や木立はまだ乳を溶かしたような朝靄(あさもや)に閉じ込められて...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...まだみんな深い朝靄(あさもや)の中に眠って...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...平濶(へいかつ)な野路の果てに遠く太陽をまともに受けて淡蒼(うすあお)い朝靄(あさもや)の中に霞(かす)んで見える比良(ひら)...
近松秋江 「黒髪」
...薄い朝靄(あさもや)を透して横から照り付ける日光には帽子の縁は役に立たぬものである...
寺田寅彦 「雑記(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...碧(あお)い朝靄(あさもや)を被(き)て...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...湖の面(おもて)には牛乳のような朝靄(あさもや)が棚引きかけていました...
夢野久作 「ルルとミミ」
...春の朝靄(あさもや)の中へ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...湖に朝靄がたち、はてしないほど広々としていた...
久生十蘭 「肌色の月」
...朝靄を衝いて聳(そび)えていたのは川崎造船の煙突であった...
牧逸馬 「上海された男」
...甲府盆地は朝靄の糢糊(もこ)として人生生活はまだ見えない...
正木不如丘 「釣十二ヶ月」
...恐らく湖面からの蒸発のために起る朝靄の粒が湖上静穏の日には相合して稍大粒の水滴となり...
正木不如丘 「釣十二ヶ月」
......
山川登美子・増田雅子・與謝野晶子 「恋衣」
...朝靄の中にただよっている炊(かし)ぎの煙がなければ...
山本周五郎 「若き日の摂津守」
...朝靄(あさもや)の彼方(あなた)へ上げた...
吉川英治 「松のや露八」
...白い朝靄(あさもや)にまぎれて...
吉川英治 「源頼朝」
...まだ朝靄(あさもや)のふかいうちに...
吉川英治 「宮本武蔵」
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