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芥川龍之介 「芭蕉雑記」
...歌苑(かゑん)に花降る朝ぼらけを...
石川啄木 「閑天地」
...朝ぼらけなる酔芙蓉(すいふよう)...
泉鏡花 「悪獣篇」
...あの美しい朝ぼらけの大空のかがやき...
高神覚昇 「般若心経講義」
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寺田寅彦 「映画時代」
...唯これだけを曉(さと)り得ぬ(その六)庭草におく露玉をつらねて吹風こゝちよき或る朝ぼらけのこと...
一葉 「暗夜」
...明和七年正月十六日の朝ぼらけ...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...涼しくも黒と白とに装へる大船のある朝ぼらけかな十二年の夏伊豆の下田での作...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...この時の三里塚の歌の中には 四方より桜の白き光射す総の御牧(みまき)の朝ぼらけかな などいふ佳作もある...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...岡あれば宮宮あれば梅の花家一つ梅五六本こゝも/\旅なれば春なればこの朝ぼらけ先づ由井が濱に隱士をおとづれて久々の對面うれしやと...
正岡子規 「鎌倉一見の記」
...「春の弥生の朝ぼらけ...
三好十郎 「樹氷」
...働きながら歌う「農民道場の歌」)……見よ東(ひんがし)の朝ぼらけ……金吾 よいしょ!(とこの二人は林のはずれの...
三好十郎 「樹氷」
...朝ぼらけの空を行く雁(かり)の列があった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...朝ぼらけの艶な空からは小鳥の声がうららかに聞こえてきた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...他に並ぶもののない優越した朝ぼらけの趣であると院は御覧になった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「朝ぼらけ家路も見えず尋ねこし槙(まき)の尾山は霧こめてけり心細いことです」と言って...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...霜さゆる汀(みぎは)の千鳥うちわびて鳴く音(ね)悲しき朝ぼらけかなこれをただ言葉のようにして言った...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
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横瀬夜雨 「花守」
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