...我が望むところは...
有島武郎 「星座」
...平和は万人の望むところであるにもかかわらず...
岩波茂雄 「岩波文庫論」
...しかしながら彼山陽の一つのAmbition(アムビション)すなわち「われは今世に望むところはないけれども来世の人に大いに望むところがある」といった彼の欲望は私が実に彼を尊敬してやまざるところであります...
内村鑑三 「後世への最大遺物」
...それが彼奴(あいつ)の望むところだ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...政府の権力の立場より見れば多少の暴動はかえって望むところである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...乗鞍等を雲際に望むところ...
中里介山 「大菩薩峠」
...松本平を前に望むところ――孤影飄々(ひょうひょう)として歩み行くあとを...
中里介山 「大菩薩峠」
...むろんブランコ乗りの望むところからいうとあまりにものろのろしすぎた...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「最初の苦悩」
...なおこの上に望むところは...
福沢諭吉 「学問の独立」
...「それこそ僕の望むところだ...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...もし死ぬることが出来ればそれは何よりも望むところである...
正岡子規 「病牀六尺」
...よろしかったら板鼻の宿まで同道なさらぬか」「望むところです...
山本周五郎 「夜明けの辻」
...望むところとしているふうであった...
吉川英治 「大岡越前」
...この上は真剣の果し合こそ望むところ...
吉川英治 「剣難女難」
...将来の地盤となさるべきではありますまいか」「それはもとより望むところだが...
吉川英治 「三国志」
...「われもまた望むところなり...
吉川英治 「三国志」
...敵の末森城は、そこにあるなれ」と、にわかに、覇気(はき)を、盛りかえし、望むところの、焦点(しょうてん)をつかみ得たように、「行けっ...
吉川英治 「新書太閤記」
...望むところだ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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