...彼女は一日の有余時間を勉強に充てている...
...来客がなければ、有余な時間に本を読みます...
...趣味のゲームに有余時間を費やす人もいます...
...やれるだけのことはすべてやったので、今は有余を持って過ごせます...
...仕事が終わった後は、有余な時間を楽しむために友達と出かけます...
...三十五歳から百五十円と五十九歳までかけると五分五厘の複利計算で二十六万有余円になるのであります...
浅沼稲次郎 「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」
...主税――対坂田の百有余円を掏った……掏摸に関した記事が...
泉鏡花 「婦系図」
...二十有余年(ゆうよねん)の間(あいだ)...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六号室」
...皮膚は一年有余にわたる灼熱の太陽に燬(や)かれてアンゴラ土人となんの変わりもないくらいにこげ切っていた...
橘外男 「令嬢エミーラの日記」
...何の有余を得て酒色に耽楽する事を得んと...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...日々八千有余名の学生を出入せしむる現在の収容力...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...妾は一年有余の軽禁錮(けいきんこ)を申し渡されたり...
福田英子 「妾の半生涯」
...局員四十有余名と言やア大層のようだけれども...
二葉亭四迷 「浮雲」
...ベンサムの博学宏才をもって心を法典編纂に委(ゆだ)ぬること五十有余年...
穂積陳重 「法窓夜話」
...早や廿有余年の昔となる...
正岡容 「浅草燈籠」
...またまた北海道乗治監へ護送後も石狩川に架設の三百二十有余間の電線を伝わって逃亡した等々...
正岡容 「艶色落語講談鑑賞」
...廿有余年振りで川柳の製作に精進するやうになつた...
正岡容 「東京万花鏡」
...それより尚廿有余年を経た大正震災前の吉原の朝暮纔に大学校の月謝などを未納にしては耽溺してゐた一個...
正岡容 「東京万花鏡」
...余が輩にいたりても名刺を通じて迎(むかふる)もの百有余人なり...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...十有余年の歳月がその観察と内省とのために流れた...
柳宗悦 「工藝の道」
...海岸を巌流を先頭に進む三十有余名...
山中貞雄 「武蔵旅日記」
...謙信は年まだ二十有余...
吉川英治 「上杉謙信」
...在国藩士の二百有余人は...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
便利!手書き漢字入力検索