例文・使い方一覧でみる「月並み」の意味
スポンサーリンク...俳諧の月並みに堕（だ）したのは... 
芥川龍之介 「芭蕉雑記」
...月並みの喜劇は「芭蕉雑談」の中に子規居士（こじ）も既に指摘してゐる...
芥川龍之介 「芭蕉雑記」
...しかも「月並み」の一言では到底片づけられない一面も次第に顕れて来ることと思つてゐる...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...こんな月並みのものでない...
太宰治 「彼は昔の彼ならず」
...月並みのロマンスを匂わせて置いてもよい...
太宰治 「猿面冠者」
...たいへん月並みで...
太宰治 「散華」
...切腹の場を辞世の歌をかいた色紙に落ちる一片の桜の花弁で代表させたりするのは多少月並みではあるがともかくも日本人らしい象徴的な取り扱い方で...
寺田寅彦 「映画雑感（３［＃「３」はローマ数字、1-13-23］）」
...きわめて月並みないやみな感想に過ぎなかった...
寺田寅彦 「球根」
...少なくも一つの月並みな探偵小説を心に描いて...
寺田寅彦 「さまよえるユダヤ人の手記より」
...」「花が散って雪のようだといったような常套（じょうとう）な描写を月並みという...
寺田寅彦 「夏目漱石先生の追憶」
...おそらく今でもどこかの川について地文学者のだれかが月並みに繰り返しつつあるものと全然同様である...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...いかなる作り話も月並みなもので...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 加藤朝鳥訳 「同一事件」
...十湯河原ではＮ――旅館の月並みな部屋に落ち着いたが...
徳田秋声 「仮装人物」
...月並みな言葉で飾られた外観には騙されないで...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...月並みの金調べの眼が届かないように...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...この事件を新聞紙月並みの法廷傍聴録として看過しがたきは...
南方熊楠 「十二支考」
...これらはおおむね月並みかそれ未満の精神の持ち主で――異様に高度な学識や並外れた精神的吸収力のための容れ物とは考え難い人々だった...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「時間からの影」
...そんじょそこらの月並みの職人とはちがって...
レスコーフ Nikolai Semyonovich Leskov 神西清訳 「かもじの美術家」
便利！手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう？？