...小説の方もまた一氣呵成に書き足して...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...何とか幾分はっきりと書き足してあるだろう...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...それでも折々書斎に出て来て前日の日記の残りを書き足していた...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...「その後いもう一と筆書き足して下さい」いうのんで...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...それにこの規程(きてい)の分だけを書き足して送つた方が好いと云つてみのるに勸めたのであつた...
田村俊子 「木乃伊の口紅」
...ほかに新たに書き足したものも數篇ある...
野上豐一郎 「「西洋見學」はしがき」
...書き足しつつあるんだ...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...しまひに出る三枚目の医者を書き足して貰ふことゝした...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...再考を書き足している...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...何事も時のさだめ」そして別行に書き足して...
本庄陸男 「石狩川」
...あんなにも龍太へ向つて書き足したかつた「抽象的陶酔」とか「現実的享楽」とか「一体人の頭に浮ぶ凡ての象に...
牧野信一 「水車小屋の日誌」
...その書き足しに順当する通りな筆は...
牧野信一 「若い作家と蠅」
...今いささかそれへ書き足してみれば...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...これはやがてあと書き足して本にするつもりですから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...そこで書き足しておしまいにして封じようと思っていたのに縷々(るる)としてつきず...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...鉛筆で書き足して下さつたりした...
吉川英治 「折々の記」
...自分で書き足したり...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...「経は」の二項は誤脱に気づいた時ちょうど紙に余裕のある所へでも書き足しておいたものと見ることができよう...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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