...其文に曰く...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...曰く――荷高似内(にたかにない)――何だか勘平と伴内を捏合(こねあ)わせたようだけれど...
泉鏡花 「薄紅梅」
...非国教宗の僧侶に面し問うて曰く...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...守護(まもり)の神はたゝへて曰く...
内村鑑三 「ネルソン伝に序す」
...曰く「夢に現れたる奇想集」等々...
海野十三 「不沈軍艦の見本」
...かつある論者は曰く...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...のち人に語りて曰く...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...暫らく韜晦して風雲を待つなりと或は曰く...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...彼れは社會改良の必要なる所以を説て曰く...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...世に一種の俗論あり曰く...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...試験の科目に曰く爾(なんじ)に出るものは爾に反るとは何か...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...また曰く、余は上帝の冥助(めいじょ)に依り、古今各国の法律を蒐集し、その法規を対照類別して、法律全図(Theatrun legale)を描き出さんことを異日に期す...
穂積陳重 「法窓夜話」
...『塩尻(しおじり)』巻三十に「或る記に曰く永享七年十二月天野民部少輔(あまのみんぶのしょう)遠幹その領内秋葉山で兎を狩獲信州の林某に依りて徳川殿に献ず...
南方熊楠 「十二支考」
...熊楠いう、東洋にはずっと豪いのがあって、玄奘三蔵の『大唐西域記』巻十二烏※国(うせつこく)の条に、その都の西二百余里の大山頂に卒都婆(そとば)あり、土俗曰く、数百年前この山の崖崩れた中に比丘(びく)瞑目(めいもく)して坐し、躯量偉大、形容枯槁(ここう)し、鬚髪(しゅはつ)下垂して肩に被(かか)り面に蒙(かむ)る...
南方熊楠 「十二支考」
...『袖中抄』に曰く...
南方熊楠 「十二支考」
...越後出雲崎の旧事を収録(しゅうろく)した「出雲崎」という書に曰く...
柳田国男 「年中行事覚書」
...マルサス氏は曰く...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...病間(ひま)あるとき、曰く、久しいかな、由の詐(いつわ)りを行なえる...
和辻哲郎 「孔子」
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