...無意識的な媚びをたたえて睨(にら)むようにした...
高見順 「如何なる星の下に」
...無意識的なものが意識的になることを抑圧するものは...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...時によっては左翼文学運動とは何の意識的な連りさえもない文学分子と...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...その意識的な部分よりずっと広く拡がっている...
豊島与志雄 「現代小説展望」
...吾々の意識的な理論的な生活が流れ出てくる...
豊島与志雄 「現代小説展望」
...かかる無意識的な哲理のうちには...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...しかし彼女は無意識的な考慮をめぐらして...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...否恐らく無意識的な感情から...
豊島与志雄 「小説中の女」
...意識的な場合も無意識的な場合もあろうが...
中谷宇吉郎 「簪を挿した蛇」
...」それから彼のもつと個性的な理論は、「藝術活動はどんな天才でも、意識的なものだ...
堀辰雄 「芥川龍之介論」
...)花には意識的な意志なんと云ふものがない...
堀辰雄 「フローラとフォーナ」
...純潔な魂の無意識的なからくりは...
堀辰雄 「レエモン ラジィゲ」
...その極めて自意識的な人間が幸福については殆ど考へないのである...
三木清 「人生論ノート」
...しかし彼にとつても生は本質的に意識的なもの...
三木清 「認識論」
...むしろ私は意識的なるもの...
三木清 「マルクス主義と唯物論」
...意識的な状態へ向ふ同一性の努力のうちに...
三木清 「歴史哲學」
...然し哲學的人間學はその名のやうに人間に就いてのあからさまなる、意識的なる、學問的なる問であり、探求である...
三木清 「歴史哲學」
...あるいは技術が幼稚であり作者が原始的であるための無意識的な誇大である場合が多い...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
便利!手書き漢字入力検索