...忠一さんは日増しに惡くなる樣ですね...
石川啄木 「足跡」
...三人牧師7・2(夕)日増しに暑くなるにつけて誰もが山を想ひ...
薄田泣菫 「茶話」
...こうして社会の趨勢は日増しに贅沢に傾き...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...八右衞門はやはり日増しに衰えた...
小泉八雲 田部隆次訳 「おかめのはなし」
...勝ち誇ったる檜垣衆は日増しに猛威を逞(たくま)しゅうして...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...日増しに初めの決心を鈍らせた...
徳田秋声 「黴」
...日増しに危機を孕みつつある...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...戦局は日増しに不利で...
豊島与志雄 「白藤」
...日増しによくなってくるような音色じゃないか...
中里介山 「大菩薩峠」
...夜も昼も魚ばかり食べているので日増しに元気になり...
久生十蘭 「重吉漂流紀聞」
...十六ポチは日増しにメキメキと大きくなる...
二葉亭四迷 「平凡」
...隣の俗物は苦もなく日増しに女に親しむ様子で...
二葉亭四迷 「平凡」
...日増しに色濃くなつてゐた...
牧野信一 「素書」
...これから一日増しに寒くなって...
三好十郎 「樹氷」
...泣いてばかりいやがる」「だって……だって……一日増しにおまえさんが...
吉川英治 「治郎吉格子」
...住民のいる世界を後にするにつれ日増しに太陽は低く低く北に沈んでいき...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...それにはより温暖な最寄りの避難所へと移住者が日増しに押し掛けていく様子が描かれていた――遠くの海中都市へと逃れて行く者...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...五日増しにく暖かくなって...
蘭郁二郎 「腐った蜉蝣」
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