...そうしたら部屋のむこうに日なたぼっこしながら衣物(きもの)を縫っていた婆(ばあ)やが...
有島武郎 「碁石を呑んだ八っちゃん」
...日なたへ出てきた...
海野十三 「大宇宙遠征隊」
...日なたへよじのぼってきた四つ五つばかりの影――それは後から見ると...
海野十三 「大宇宙遠征隊」
...その怪物は日なたに出ると...
海野十三 「大宇宙遠征隊」
...枯草(かれくさ)がうず高くつんであるすばらしく暖かな日なただった...
海野十三 「霊魂第十号の秘密」
...前庭へ椅子を持ち出して日なたぼつこをしてゐたことがあつた...
薄田泣菫 「独楽園」
......
立原道造 「優しき歌 ※[#ローマ数字1、1-13-21]・※[#ローマ数字2、1-13-22]」
...風ふく日の餅がふくれあがり・水田も春の目高なら泳いでゐる・眼は見えないでも孫とは遊べるおばあさんの日なた・もう春風の蛙がいつぴきとんできた・夕ざれはひそかに一人を寝せてをく・山から暮れておもたく背負うてもどる三月十日晴...
種田山頭火 「其中日記」
...枝の上にトグロをまいて日なたぼこりしたりする...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...日なたで眠ったり...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 荒木光二郎訳 「フランダースの犬」
...ものは言えませんでしたが身振りでなんとかネロを日なたの野原やにぎやかな市場に誘(いざな)おうと一生懸命努力しました...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 荒木光二郎訳 「フランダースの犬」
...久助君は教だんのわきで日なたぼっこをしていた...
新美南吉 「川」
...なかよく日なたぼっこしている是信さんと...
新美南吉 「屁」
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野口雨情 「未刊童謡」
...××先生はぼくらが掃除していると日なたぼっこしてるんだぜ...
村山俊太郎 「子どもの世界」
...壁に凭れて日なたぼッこし乍ら...
山中貞雄 「陣中日誌(遺稿)」
...縁側で日なたぼっこをしている三毛猫を捕まえてダルマさんが睨みつける...
夢野久作 「キューピー」
...――貴さまの如き者は書物の紙魚(しみ)と共に日なたで欠伸(あくび)でもしておればよろしい...
吉川英治 「三国志」
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