...結婚の日どりが双方の人達の口に上るやうになつたその翌日であつた...
田山録弥 「百合子」
...それにつけても一度先方の人たちに逢っておくことが望ましいのでその日どりを打合せるうちにも目前の必要に迫られて幾度かきてもらった...
中勘助 「結婚」
...「上さま(家光(いえみつ))日光ご社参の日どりもせまっていることであり...
野村胡堂 「幻術天魔太郎」
...これから友達のところへ行かねばなりません」私は次の会合の日どりと私の下宿を教へて相手と別れた...
原民喜 「二つの死」
...お時という小間使をひとり残してわれわれは広座敷へ集まって葬式の日どりの相談をしておりますと...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...日どりのことだつてあんたが来るのを待つてゐて決めたのよ...
牧野信一 「小川の流れ」
...三日――宮本顕治の公判出廷の日どり...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...出勤も同じぐらいの日どりですから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...日どりが本年は特に重っているのでそうなってしまいます...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...結婚の日どりも何日(いつ)ごろというようなことを監が言うと...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...日どりもきめてりっぱになさるのがよろしいでしょう」などと言っていたが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...いずれ近日うちに日どりをきめてご相談にまいりましょう」「なにごともおまかせ申しまする...
山本周五郎 「日本婦道記」
...入家の日どりや支度が...
吉川英治 「脚」
...日どりの狂うはずはねえが」と...
吉川英治 「江戸三国志」
...――かりに増鏡などの日どりで行くと...
吉川英治 「私本太平記」
...試合の場所や日どりは...
吉川英治 「宮本武蔵」
...日どりと時刻は」「松の内か...
吉川英治 「宮本武蔵」
...公儀のお許しがすめば、もう世間へ知れてもよい」「では、いずれ近日に、改めて、結納(ゆいのう)を持って出直して参る」「左様か、では、婚儀の日どりは、その時のご相談としようか」五百之進は、花世を連れて帰った...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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