...怒りや敵意を持つ心を「敵愾心」と呼びます...
...「敵愾心」を持っている人は、他人に対して攻撃的な態度をとることがあります...
...「敵愾心」が原因で、人間関係が悪くなることがあります...
...上司と部下の間に「敵愾心」があると、業務の効率が落ちることがあります...
...「敵愾心」を持つ人は、自分自身のストレスや苦しみを増やすことが多いです...
...心の中には自分の敵がどんな獣物(けだもの)であるかを見きわめてやるぞという激しい敵愾心(てきがいしん)が急に燃えあがっていた...
有島武郎 「或る女」
...その呟きが相手の敵愾心(てきがいしん)を激発した...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...せっかくおさまりかけていたスペインへの敵愾心は...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...その辺に転がっていた屍骸の鼻を缺いて来て桔梗の方の敵愾心(てきがいしん)を挑発(ちょうはつ)する道具に使ったのであろう...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...この同じ心理がたとえば戦時における祖国愛と敵愾心(てきがいしん)とによって善導されればそれによって国難を救い戦勝の栄冠を獲得せしめることにもなるであろう...
寺田寅彦 「蒸発皿」
...僕は河野君からそれほど敵愾心を持たれることをした覚えはない...
豊島与志雄 「好意」
...ばかな敵愾心を俺は起した...
豊島与志雄 「猫捨坂」
...鬼に対する一種の敵愾心(てきがいしん)と...
中里介山 「大菩薩峠」
...始めは勇気もあり敵愾心(てきがいしん)もあり悲壮と云う崇高な美感さえあったがついには面倒と馬鹿気ているのと眠いのと疲れたので台所の真中へ坐ったなり動かない事になった...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...無智的な本能の敵愾心(てきがいしん)で...
萩原朔太郎 「日清戦争異聞」
...彼の脈管の内にきのうにかわる敵愾心(てきがいしん)をつぎこんだからである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...小区域の敵愾心(てきがいしん)などは意味もないものになったが...
柳田国男 「山の人生」
...敵愾心(てきがいしん)を感じたかな...
横光利一 「微笑」
...それを憤然とたたッ斬る程の大人気(おとなげ)ない敵愾心(てきがいしん)は湧いてこない...
吉川英治 「江戸三国志」
...その敵愾心(てきがいしん)の猛烈さにも...
吉川英治 「黒田如水」
...この敵愾心(てきがいしん)と誠忠の心を以て...
吉川英治 「三国志」
...今に見ろ」という敵愾心(てきがいしん)をいよいよ深めた...
吉川英治 「三国志」
...宮にたいする警戒以上な敵愾心をむらと抱いたのはこのときだった...
吉川英治 「私本太平記」
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