...わたしは敢えていう...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...敢えて文化の史的発展の基底に据えたという点にある...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...敢えてブルジョアジー自身とその方針を争うことさえ出来る...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...それにも拘らずこういう貧弱な内容のものを敢えて出版するのは...
戸坂潤 「読書法」
...なぜこうドイツ語から一種の直訳を敢えてするのだろう...
戸坂潤 「読書法」
...敢えてマルクスの書名を僭する心算ではないのである...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...況復秦兵耐苦戦 況や復(ま)た秦兵の苦戦に耐うるをや被駆不異犬与鶏 駆られて犬と鶏とに異ならず長者雖有問 長者問うこと有りと雖も役夫敢伸恨 役夫敢えて恨みを伸べんや戦争中によく出征する学生の国旗に字を書かされたが...
中谷宇吉郎 「詩人への註文」
...私は郵便を使うようなリスクを敢えてすることもなかったんですよ...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...余は敢えて身をもってこれを争わんと欲す」と叫んで...
穂積陳重 「法窓夜話」
...敢えて名前は申しません...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...身障者は敢えて姿を見せないはずだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...圉人驚異したが敢えて洩(も)らさず...
南方熊楠 「十二支考」
...このような不正義を敢えてしていいかと...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...二日間ひもじいのを我慢して敢えてこれに危害を加えようとせず...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...(義元にこの部下ありや!)彼は敢えて問いたい...
吉川英治 「新書太閤記」
...敢えて咎(とが)めなかった...
吉川英治 「新書太閤記」
...藤吉郎は、敢えて、お市の方と、信長の名には触れなかった...
吉川英治 「新書太閤記」
...確かにダンフォースは大学図書館に施錠の上保管されている虫食いだらけの『ネクロノミコン』を敢えて全編読破した僅かな人物の一人として知られている...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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