...敢えて世に発表したのである...
石原莞爾 「最終戦争論」
...しかもその答たるや敢えて対称でないところに……...
佐野昌一 「虫喰い算大会」
...敢えてさように察します...
佐野昌一 「虫喰い算大会」
...そして大多数の者は敢えて最もすぐれた説を攻撃することによって...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...敢えて文化の史的発展の基底に据えたという点にある...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...今日見られるようにいちじるしいファッショ化の先鋒となることを敢えてすることが出来る(一連の学生運動・其の他)...
戸坂潤 「技術の哲学」
...満州官吏に対して突如発砲を敢えてしたものである...
戸坂潤 「社会時評」
...臣をして敢えて法典編纂のために微力を尽すを得しめ給わば...
穂積陳重 「法窓夜話」
...ベラは敢えてやっている...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...敢えて言いますが...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...私は無力ながら敢えてこの冒険を企てた...
宮本百合子 「「或る女」についてのノート」
...しかしそれをわれわれは敢えてする必要と義務があるのではないでしょうか...
三好十郎 「恐怖の季節」
...国家や社会のことを言うことは敢えてしまい...
三好十郎 「俳優への手紙」
...もう一戦のほかはないというような極言まで敢えてした...
吉川英治 「新書太閤記」
...勝家を守って、一緒に奔(はし)っていた部将たちも、「はや、これまで」と一言の別れを投げては、勝家のそばを離れて、引っ返し、追い来る敵の猛烈な槍と槍の中に、敢えて、屍(しかばね)を横たえた...
吉川英治 「新書太閤記」
...今宵(こよい)、江漢が押して推参いたしたのは、敢えて、わが子可愛いのみではない...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...敢えて言えばコマンチ紀のものはより古いものと比較して明らかに原始的ないし衰退...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...敢えて嘗(な)めたまわず...
和辻哲郎 「孔子」
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