...改まるかわかりません...
芥川龍之介 「或日の大石内蔵助」
...年の改まるを機として...
種田山頭火 「其中日記」
...改まる年の初めの今日の日に向後(こうご)百年の将来のため災害防禦に関する一学究の痴人の夢のような無理な望みを腹一杯に述べてみるのも無用ではないであろうと思った次第である...
寺田寅彦 「新春偶語」
...併し少し不平の声を大きくすれば少しは改まる事実だろうと思うので...
戸坂潤 「読書法」
...年の進み改まる毎に明治の生活は淺薄俗惡になつて行く...
永井荷風 「新歸朝者日記」
...その住所は改まるとも勧化(かんげ)怠りなく遂に末法相応浄土念仏(まっぽうしょうおうじょうどねんぶつ)が四海のうちに溢るるに至った...
中里介山 「法然行伝」
...年改まるごとにいま母に対するの観念と...
新渡戸稲造 「自警録」
...さてと改まるのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...子が生れたら氣が改まるかとも思ふて居たのであらうなれど...
樋口一葉 「十三夜」
...そしてこの正金に関する偏見が改まるには多大の年月と困難を要したことは...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...心細い悲しい生活が改まるような春の来ることが待たれますよ」などと言っているのが聞こえる...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...いかに晴々と心の改まるものであったかを考えると...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...これだけ移り改まる性質を持っているからは...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...改めまする』『そちは幾歳(いくつ)だ』『…………』『もう叱って改まる年ではあるまい...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...仕事に通っておりました』『そこで――と改まると...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...礼などと改まるには及ばぬこと...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...どうしてなかなかひとの諫めなどで素行の改まる彼の性根ではなかったらしい...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...『――そう改まるな...
吉川英治 「山浦清麿」
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