...時歳末に際して予期の如く事件を発展せしむる能はず茲(ここ)に一先づ擱筆するに到れるは作者の多少遺憾とする所なり...
石川啄木 「鳥影」
...茲に一先づ擱筆するに到れるは作者の多少遺憾とする所なり...
石川啄木 「鳥影」
...これで擱筆致します...
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン Ludwig van Beethoven、フランツ・ゲルハルト・ヴェーゲラー Franz Gerhard Wegeler、エレオノーレ・フォン・ブロイニング Eleonore von Breuning、ロマン・ロラン Romain Rolland 片山敏彦訳 「ベートーヴェンの生涯」
...ここで擱筆(かくひつ)する...
海野十三 「今昔ばなし抱合兵団」
...白銅貨の効用は甚だ多種なるも約束の紙数に達したれば擱筆(かくひつ)する...
海野十三 「白銅貨の効用」
...貴下の忠實なる僚友 S. W. として擱筆す...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...その彼の意氣軒昂たる上京を以て作者は擱筆しようと思つて居ります...
太宰治 「「惜別」の意圖」
...まずこのへんで擱筆(かくひつ)して余は他の機会に譲ることとする...
寺田寅彦 「科学と文学」
...擱筆の瞬間? の風物を抒したりしたくなる...
戸坂潤 「読書法」
...左の言葉を手帖より抜書きして擱筆することとする...
中原中也 「詩と其の伝統」
...これに関する一挿話を掲げて擱筆する...
中山太郎 「獅子舞雑考」
...既に与えられた紙幅を越えたのでこれらはまたの機会に譲るとして擱筆する...
中山太郎 「本朝変態葬礼史」
...先づ是にて擱筆可仕侯...
蜷川新 「天皇」
...脱線してきたからこの辺で擱筆...
平林初之輔 「ヂユパンの癖とヴァンスの癖」
...こゝで小説らしく擱筆するまでもなく一言の附記を要するだらう...
牧野信一 「剥製」
...彼の家にまで送り届けて擱筆(かくひつ)しなければならない...
百瀬慎太郎 「案内人風景」
...擱筆(かくひつ)させた...
吉川英治 「新書太閤記」
...擱筆(かくひつ)させていただく...
吉川英治 「随筆 新平家」
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