...自分は全心の憎惡を以つて之を擯斥する...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...感情家(センチメンタリスト)らしい臭味を擯けて...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...擯斥等の表情は見受けないような気がする...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...今の様な擯斥すべき気風がありましたが...
井上準之助 「最近欧米に於ける財政経済事情」
...或は基督教会一般より非常の人望を有する高徳者より無神論者として擯斥(ひんせき)せられ...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...名誉の絶頂から擯斥(ひんせき)の谷底に追い落され...
江戸川乱歩 「一枚の切符」
...世間が私通や不品行を擯斥(ひんせき)するのを偏見だというのか?」「そうとも...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...カーライルはこのクロムウェルのごときフレデリック大王のごときまた製造場の煙突のごとき家の中でクロムウェルを著わしフレデリック大王を著わしディスレリーの周旋(しゅうせん)にかかる年給を擯(しりぞ)けて四角四面に暮したのである...
夏目漱石 「カーライル博物館」
...文壇的人非人(にんぴにん)として擯斥(ひんせき)された...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...だらだらしたものが擯斥(ひんせき)される...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...情け知らずの人非人として世に擯斥(ひんせき)せらる可きが故に...
福沢諭吉 「新女大学」
...長官に対して不従順全体今度の亜米利加(アメリカ)行(こう)に就(つい)て斯(か)く私が擯斥(ひんせき)されたと云うのは...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...偉い人は之を動物的の愛だとか言って擯斥(けな)されるけれど...
二葉亭四迷 「平凡」
...単にその理屈的なるの点においてこれを擯斥す...
正岡子規 「俳諧大要」
...然るに所謂歌よみ等の之を擯斥(ひんせき)するは其趣向の滑稽なりとの理由による者にやあらん...
正岡子規 「萬葉集卷十六」
...一汎(いっぱん)に魔法家と擯斥(ひんせき)されて陋巷に窮死した...
南方熊楠 「十二支考」
...忠誠直(かうちやく)之者は固陋(ころう)なりとして擯斥(ひんせき)せられ...
森鴎外 「津下四郎左衛門」
...或いは我々に近づき或いはまた擯斥(ひんせき)し...
柳田国男 「山の人生」
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