...これが元来好きな物理学にも携わる契機ともなったのでした...
石原純 「ヘルムホルツ」
...携わる連中に――面と向っては言いかねる...
泉鏡花 「開扉一妖帖」
...同じ操觚(そうこ)に携わるものは涙なしには読む事が出来ない...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...文芸に携わる者は誰も皆其処(そこ)に基調を持つ...
高浜虚子 「俳句への道」
...左様なことの御相談に携わる暇はござりませねど...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...その手紙には女の身として文学に携わることの不心得...
田山花袋 「蒲団」
...一般に芸術に携わる人間は...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「天才」
...後世の芸術に携わるものが...
野村胡堂 「楽聖物語」
...ことに文芸に携わるものには覚えていてよい年であろう...
長谷川時雨 「樋口一葉」
...彼らはただ法律によって彼らに規定されている訴訟の各部分にだけ携わるのであり...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...検察に携わる官憲は...
久生十蘭 「魔都」
...幅広い業務に携わる医者として...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...その村の風土調査に実地に携わるようにとの重任までもお引受けするようになってしまった...
三澤勝衛 「自力更生より自然力更生へ」
...母方の御伯父(おじ)は皆親王で実際の政治に携わることのできないのも不文律になっていたから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...そうしてそれは仕事に携わるどのペルシャ人も作り得たのである...
柳宗悦 「工藝の道」
...機(はた)に携わる人たちの趣味と技芸とが...
柳田国男 「木綿以前の事」
...一つの行事に一人の児童の携わるのは...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...そして新しいかつ有利な外国貿易に携わるために資本を他の職業から引去ることは...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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