...これらのあらゆる断面を綜合して地震現象の全体を把握する事が地震学の使命でなくてはならない...
寺田寅彦 「地震雑感」
...之を現実に把握する手段がないのであるから...
戸坂潤 「科学方法論」
...何となれば歴史的連関を如何に理解するかということがすでに歴史的法則を如何に把握するかに依存しているのであるから...
戸坂潤 「科学方法論」
...勿論専門的概念は或る事物を把握する点に於ては常識的概念よりも根柢的であるに違いない...
戸坂潤 「空間概念の分析」
...部署より遊離されて――その意味で仮象的ではある――その組織の全貌の見透しのもとにその数学的力学的情趣の中に物を把握するのである...
中井正一 「物理的集団的性格」
...ヘーゲルの如き意味において概念的に実在を把握することは...
西田幾多郎 「絶対矛盾的自己同一」
...ヘーゲルのいわゆる概念的に把握することである...
西田幾多郎 「絶対矛盾的自己同一」
...行為的直観的に物を把握する所に...
西田幾多郎 「絶対矛盾的自己同一」
...行為的直観的に物を把握するという立場を離れない...
西田幾多郎 「絶対矛盾的自己同一」
...顔の全体を掌握する特徴が彼の意志に反して額の辺りに引っ張られてるんだ...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...この後(のち)あるいは君の生死を掌握するかもしれないような人間を尊敬するような...
ホーソーン Nathaniel Hawthorne 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...かくのごとき発展過程をマルクス主義は弁証法的に把握する...
三木清 「科学批判の課題」
...人間は彼が存在と交渉する仕方に應じて直接に自己の存在を把握する...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...彼等はかく交渉することに於て自己の本質を實踐として把握する...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...我々はこれをひとつの自己變化(Selbstvernderung)として辯證法的に合理的に把握することが出來る...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...歴史的過程に於て把握する...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...歴史的人間學は人間を社會的に把握する...
三木清 「歴史哲學」
...モンテーニュの懐疑論のポジティヴな面をいよいよしっかりと把握することができる...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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