...その看板が揚がると...
薄田泣菫 「詩集の後に」
...その土台の上において揚雲雀の揚がるのを見る人とは...
高浜虚子 「俳句の作りよう」
...「ゆうべ死骸の揚がる前に...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...花火が揚がると直ぐ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...この引馬野の歌はハリノキすなわちハンノキの方へ団扇が揚がるであろう...
牧野富太郎 「植物記」
...揚(あ)げりんごが揚がるまでには...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...生牡蠣は衣がつかんで油へ入れると刎(は)ねて困るがどうすると揚がるね」主人「それは何でもない...
村井弦斎 「食道楽」
...紫雲英が咲き雲雀の高く揚がる頃が殊に楽しかつた...
柳田國男 「祭のさまざま」
...×雲雀(ひばり)は揚がる...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...一個の卸値段を三銭として毎年二円四十銭の収入が一本の榔子から揚がる筈(はず)である...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...万一当城に煙が揚がるような変を見たら...
吉川英治 「黒田如水」
...伊丹城に総がかりの火の手が揚がる――と承(うけたまわ)るやすぐ駒を打ってこれまで急ぎ参った次第です」と...
吉川英治 「黒田如水」
...わッと揚がる動揺(どよ)み声(ごえ)...
吉川英治 「剣難女難」
...かならず各地で北条残党の烽火(のろし)が揚がる...
吉川英治 「私本太平記」
...たちまちわっと揚がる金鼓(きんこ)...
吉川英治 「新・水滸伝」
...わアっと同時に四山(ざん)六岳(がく)もくずれんばかりな歓声が揚がる――...
吉川英治 「新・水滸伝」
...小松のあいだから時々高く鞠が揚がる...
吉川英治 「源頼朝」
...思いきった焔が数ヵ所から揚がる...
吉川英治 「源頼朝」
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