例文・使い方一覧でみる「捨てて置く」の意味

...しかし亡友の遺児であってみれば捨てて置くことは世間が蒼蠅（うるさ）かった... しかし亡友の遺児であってみれば捨てて置くことは世間が蒼蠅かったの読み方
海野十三「くろがね天狗」

...このまま捨てて置くわけにはゆかなかった... このまま捨てて置くわけにはゆかなかったの読み方
海野十三「東京要塞」

...捨てて置く訳には行かぬ... 捨てて置く訳には行かぬの読み方
江戸川乱歩「恐怖王」

...うち捨てて置く訳には行かぬ... うち捨てて置く訳には行かぬの読み方
江戸川乱歩「恐怖王」

...捨てて置くが宜しゅうございます」と... 捨てて置くが宜しゅうございます」との読み方
田中貢太郎「魔王物語」

...黙許の形で捨てて置くより仕方がなかったからなのであろう... 黙許の形で捨てて置くより仕方がなかったからなのであろうの読み方
谷崎潤一郎「細雪」

...当方も捨てて置くつもりではなかったのであるがつい不行届きになり...
谷崎潤一郎「細雪」

...だからそう云う事情を聞いては捨てて置く訳に行かない... だからそう云う事情を聞いては捨てて置く訳に行かないの読み方
谷崎潤一郎「細雪」

...この御道具類は？」「捨てて置く」「じゃあ... この御道具類は？」「捨てて置く」「じゃあの読み方
直木三十五「南国太平記」

...種彦はわが秘蔵の宝をもよし蠹（むし）が喰うならば喰うがままにと打捨てて置く事にした... 種彦はわが秘蔵の宝をもよし蠹が喰うならば喰うがままにと打捨てて置く事にしたの読み方
永井荷風「散柳窓夕栄」

...翌る日わざ／＼空財布を自分の家の裏口へ捨てて置く筈はない... 翌る日わざ／＼空財布を自分の家の裏口へ捨てて置く筈はないの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...その釣鐘はその夜一夜は道のはたに曳き捨てて置く... その釣鐘はその夜一夜は道のはたに曳き捨てて置くの読み方
正岡子規「病牀六尺」

...露店の方を捨てて置く訳に行かないのを感附いた私は... 露店の方を捨てて置く訳に行かないのを感附いた私はの読み方
松永延造「職工と微笑」

...もう捨てて置くが好い！　あれはお前... もう捨てて置くが好い！　あれはお前の読み方
松永延造「職工と微笑」

...又は引っこんでいろと言い捨てて置く以外に無いでしょう... 又は引っこんでいろと言い捨てて置く以外に無いでしょうの読み方
三好十郎「恐怖の季節」

...源氏はたいした執心を持つのでない女の冷淡な態度に厭気（いやき）がして捨てて置く気になっていたが... 源氏はたいした執心を持つのでない女の冷淡な態度に厭気がして捨てて置く気になっていたがの読み方
紫式部與謝野晶子訳「源氏物語」

...誰がこのまま捨てて置く筈があろう... 誰がこのまま捨てて置く筈があろうの読み方
横光利一「欧洲紀行」

...――捨てて置くのか... ――捨てて置くのかの読み方
吉川英治「源頼朝」

👨話題の人々👩