...すなわち一八一六年の生石灰の研究を振り出しに...
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...伯爵振り出しの不名誉極まる不渡り手形さえ何枚か市中に流れ出しており...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...ロイド・ジョウジの一家族は土曜日のキャンヌのレディ・ブウトの晩餐会を振り出しに...
谷譲次 「踊る地平線」
...この振り出し薬の香をかぐと昔の郷里の家の長火鉢(ながひばち)の引き出しが忽然(こつぜん)として記憶の水準面に出現する...
寺田寅彦 「藤棚の陰から」
...僕はあの女(ひと)にあてて十萬ルーブルの手形を振り出して置く...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...墓の底から父が彼マリユスに向かって振り出した手形は今にまだ支払われていないこと...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...少し首を振り出して来たようだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...もう一度振り出しに戻るんだ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...振り出しへ戻りました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...八」「どうしました親分」「それが本当なら俺は振り出しからやり直しだ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...八」「どうしました親分」「それが本當なら俺は振り出しからやり直しだ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...角筈(つのはず)を振り出しに朝の泥んこ道を...
林芙美子 「新版 放浪記」
...奉天を振り出しに...
林芙美子 「崩浪亭主人」
...山の月雪を照して我が友が四人に分つ振り出し薬十二年の二月同行四人で箱根早雲山の大雄山別院に泊して珍しい一夜を明かされた時の作...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...我々の考えが覆され振り出しに戻ったな」「一言も信じないぜ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...今夜の小助六の振り出しの寄席は八時がらみで...
正岡容 「寄席」
...第一儒者が道徳論の振り出しと定めた『春秋』や...
南方熊楠 「十二支考」
...まといを振り出して...
吉川英治 「大岡越前」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??