...これらを巧みに按配して綜合運用すべき時代となつているのである...
石原莞爾 「新日本の進路」
...大いに私の勝手な空想を按配(あんばい)し...
太宰治 「新釈諸国噺」
...僕の気持は急速にはりつめて来ているような按配(あんばい)なのだし...
太宰治 「パンドラの匣」
...さかずきほどの穴(あな)をほりその中にとってきた花をいい按配(あんばい)に入れる...
新美南吉 「花をうめる」
...よい按配にすいていたので...
浜尾四郎 「殺人鬼」
...上手に按配して積み上げられてゐた...
葉山嘉樹 「万福追想」
...健作――いい按配(あんばい)だったな...
平林初之輔 「探偵戯曲 仮面の男」
...あれこれを題材的に按配して書く...
宮本百合子 「「結婚の生態」」
...母のとり扱いをみていると自分は全で安待合へ招ばれたみずてん芸者という按配である...
矢田津世子 「神楽坂」
...いい按配のお茶ッコだしてえ」と...
矢田津世子 「茶粥の記」
...方丈の方へ廻り行くに泉石の按配...
夢野久作 「白くれない」
...いい按配に、周瑜は再び大きな寝息をかき始めている...
吉川英治 「三国志」
...北の岸にも布陣している按配です...
吉川英治 「三国志」
...それは各組の頭(かしら)と棟梁(とうりょう)の按配(あんばい)にまかせおく...
吉川英治 「新書太閤記」
...心の推移を待っているといった按配(あんばい)に――一先ず寧子の縁談は...
吉川英治 「新書太閤記」
...こっちの舟へ絡(から)み絡み漕ぎめぐっている按配(あんばい)...
吉川英治 「新・水滸伝」
...いい按配(あんばい)...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...いい按配(あんばい)によりかかる物があった...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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