...此多い人口を按配するには他に...
井上準之助 「最近欧米に於ける財政経済事情」
...適宜に按配しつつまず騒動の概略を述べたのち...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...時間の無駄のないようにと仕事の手順を按配してやって...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...ただし彼は効果を考えて過不足のないタッチを按配する器用な芸術家ではない...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...モンタージュまた一つの場面の推移をはこぶコマ数の按配(あんばい)...
寺田寅彦 「山中常盤双紙」
...きわめて巧妙な戦術によって按配(あんばい)されていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...此処に十分に按配されてをり...
中原中也 「宮沢賢治全集」
...何のように按配するかと云う事は...
松永延造 「職工と微笑」
...あれこれを題材的に按配して書く...
宮本百合子 「「結婚の生態」」
...ゆとりをおいて飲めるように按配(あんばい)してあるらしい...
山本周五郎 「さぶ」
...すっかり途方にくれてるような按配(あんばい)だったもんだから」「おいくも焼け死んだって――」茂次は遠くを見るような眼つきをした...
山本周五郎 「ちいさこべ」
...生(いく)の松原の名勝を按配して...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...あくまでも適当に按配され...
夢野久作 「能とは何か」
...七度戦って七度勝つといった按配であった...
吉川英治 「三国志」
...この按配(あんばい)では危なッかしい……」一八郎が...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...いい按配(あんばい)...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...きっと座敷牢とでもいう按配になっているのかも知れねえ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...今おじさんがいい按配(あんばい)にしてやろう...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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