...屡々(しばしば)手紙を寄せて交(かう)を求めた婦人が十指に余る...
芥川龍之介 「変遷その他」
...じゃ茴の字に四つの書き方があるのを知っているか」彼は指先を酒に浸しながら櫃台の上に字を書き始めたが...
魯迅 井上紅梅訳 「孔乙己」
...卓子(テーブル)の横についている押し釦の上に太い指を重ねると...
海野十三 「地球盗難」
...卓子の上を指した...
海野十三 「爆薬の花籠」
...東屋氏はロープの端の浮嚢を指差しながら下男に訊ねた...
大阪圭吉 「死の快走船」
...指先の傷口から毒がはいつて...
鈴木三重吉 「勇士ウ※[#小書き片仮名ヲ]ルター(実話)」
...場長や指導員、塾生、事務員、全部のひとに片端から辛辣(しんらつ)な綽名を呈上するのも、すなわち、この助手さんたちのようである...
太宰治 「パンドラの匣」
...自分の五本の指のように...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...電文のまわりの指示欄や...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...今はクリストフの手にはまってる指輪の意味をも知っていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...自ら指揮棒を執(と)って反対者の大群を閉塞(へいそく)させてしまった...
野村胡堂 「楽聖物語」
...死骸の首のあたりを指すのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...指を拡げてふさふさした頭髪のなかに入れられているが...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...その涎をひつきりなしに指の無い握り拳(こぶし)で拭つてゐた...
北條民雄 「癩を病む青年達」
...とても頬などに指先だつて触れることは出来ない――そんなことを三木は突差の間に思ふと...
牧野信一 「ダイアナの馬」
...他者とは自己の存在の根拠であるものを指している...
三木清 「哲学入門」
...出来るだけ御経済になるように指図させて頂きたいと思います...
夢野久作 「少女地獄」
...雪洞(ぼんぼり)型の電球蔽(おお)いに附着しているボンヤリした血の指紋なぞを調べながら「おんなじ手口だ」と云って肯(うなず)き合ったり「田端だ田端だ」と口を辷(すべ)らしていた……というような事実を聞きました...
夢野久作 「一足お先に」
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