例文・使い方一覧でみる「拵える」の意味
スポンサーリンク...法隆寺には巧みに出来た偽の玉虫厨子が安置してあったのです」「偽物？ ああ云う古代美術の偽物を拵えるなんて... 
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...仏教辞書を拵えるということについては日本学者の協力は必要であるから...
高楠順次郎 「東洋文化史における仏教の地位」
...初め父が原型を拵えると...
高村光太郎 「回想録」
...油土で原型を拵えるのはその頃から始ったのである...
高村光太郎 「回想録」
...「肥料の灰でも拵えるのですか...
豊島与志雄 「塩花」
...子供を拵えることは...
豊島与志雄 「春盲」
...新たに筆名を拵えるのも面倒臭いので...
野村胡堂 「随筆銭形平次」
...土蔵に小さい穴なんか拵える泥棒と掛り合っているにしては...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...借りは拵える、飲み倒しはする、家賃だって五つも溜っていまさア」八五郎は酸（す）っぱい顔をして見せました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...わざわざ女結びの丁寧な縄で拵える筈は無いのですから...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...駈けては又飛びあがつて空しく拳固を拵える...
牧野信一 「鱗雲」
...小さ過ぎる……」「小さいのを拵えるんだと云つてゐたぢやありませんか...
牧野信一 「鱗雲」
...種子を拵えるは子孫を継ぐに在る...
牧野富太郎 「植物記」
...それで貌の処だけは幾らか斟酌して隙を多く拵えるにした所で...
正岡子規 「死後」
...拵える、見て貰う、と云う心持が抜け切らないと、昔からの出来るだけ見よく仕て見て貰うと云う女性特有な関心と affectation が動き出して来るのではないだろうか...
宮本百合子 「概念と心其もの」
...モー一層美味（おいし）いヘットを拵えるには今の生脂の刻んだのへ少し塩を振りかけておいて広い鍋へ沢山湯を沸かして人参と玉葱を入れて今の脂を五...
村井弦斎 「食道楽」
...それからモット上等の飲料を拵えるには玉子の黄身四つへ砂糖を大匙三杯混ぜて一合の牛乳を少しずつ注いで行ってそれを湯煎（ゆせん）にして暫（しばら）く掻廻（かきまわ）すとドロドロしたカスターソースが出来ます...
村井弦斎 「食道楽」
...このビフテキは大層柔（やわらか）で結構だが僕の家で拵えさせると肉が硬（こわ）くっていかん」主人「どういう肉で拵える」客「ロースで」主人「アハハハ...
村井弦斎 「食道楽」
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