...宗方小太郎という人が草奔一介の身で大本営御在所の前庭に伺候してじきじきに拝謁を賜り...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...○御手紙拝見文章会を来月九日にしては如何との御問合せ...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...深く拝察致します...
太宰治 「虚構の春」
...四日深夜附貴翰(きかん)拝誦(はいしょう)...
太宰治 「二十世紀旗手」
...「お創を拝見いたします」大王は返事の代りに唸り声をたてた...
田中貢太郎 「申陽洞記」
...拝むようにして頼み込んで車を格子(こうし)先に停めて置き...
谷崎潤一郎 「細雪」
...白根神社参拝、古風で、派手でないのがうれしい...
種田山頭火 「旅日記」
...早朝、護国神社参拝、それから道後温泉入浴、やつとはぎを見つけてうれしかつた...
種田山頭火 「松山日記」
...彼は長いこと本を読んでは拝んでいた...
チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「女房ども」
...「ええ拝見しました」「みんなにひろめてくださいましたか...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...それは古い礼拝堂の廃屋の中に立ちつくしたような荒廃(デザーテッド)な跪拝の心持ちであった...
豊島与志雄 「過渡人」
...三月十日(消印)〔巣鴨拘置所の顕治宛 目白より(封書)〕三月五日―十日 第十三信きょうは久しぶりで蓬々拝見してうれしゅうございました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...私はまず木像を拝し足下に流るる北上の激流を...
村山俊太郎 「平泉紀行」
...犯人が出て行った方向を拝みましたのは...
夢野久作 「二重心臓」
...蜀の国政にあずかることもできません」孔明はそう拝答するのみで...
吉川英治 「三国志」
...多少衣服を改めてこれへ拝しに来ているのだった...
吉川英治 「新書太閤記」
...そして瑤(たま)の台(うてな)に願文(がんもん)をささげ拈香(ねんこう)十拝...
吉川英治 「新・水滸伝」
...その前へ行って黙拝した...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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