...拙劣な読本(よみほん)を根気よく読んであげたが...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...そこで文章の死活がまたしばしば音調の巧拙に支配せらるる事の少からざるを思うに...
泉鏡花 「おばけずきのいわれ少々と処女作」
...就ては来る十月十五日拙宅において...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「魂の喘ぎ」
...拙と同じ手当より外に...
直木三十五 「南国太平記」
...拙者は悪者ではない」「ど...
中里介山 「大菩薩峠」
...「して、いま我々が厄介になっている家の主人の名は」「小泉と申します」「小泉……それに違いないか」「いまさら、そのような御念を」「八幡村の小泉家――そこへ、拙者も、お前も、今まで世話になっていたのか」「それがどうかなさいましたか」「小泉の主人というのは、拙者の身の上も、お前の身の上もみんな承知で世話をしているのか」「いいえ、わたしの身の上は知っておりますけれど、あなたのことは少しも」「それと知らずにこうして、隠して置いてくれるのか」「左様でございます」「お銀どの、そなたの家は甲州でも聞えた大家であるそうじゃ」「改めて左様なことをお聞きになりますのは?」「お前はここからその実家(うち)へ帰ってくれ」「まあ、何をおっしゃいます」「小泉の主人に頼んで、実家へ詫(わ)びをして帰るがよい、今のうちに」「わたしに帰れとおっしゃるのでございますか、わたし一人を有野村へ帰してしまおうとなさるのでございますか」「生命(いのち)が惜しいと思うならば、一刻も早く帰るがよい、もし生命が惜しくないならば……それにしても帰るがよい」「何のことやらさっぱりわかりませぬ」「わからないうちに帰るがよい、危ないことじゃ、これから先へ行くと、お前も悪女になる」「悪女とは?」「悪女大姉、二十一、酉(とり)の女がいま思い当ったよ」「あなたのお言葉が、いよいよわたしにはわからなくなりました」「わかるまい、悪女大姉、二十一、酉の女というのは、拙者にも今までわからなかった」「あれはどうしたわけなのでございます」「あれはな」「はい」「あれは、人に殺された女よ」「かわいそうに...
中里介山 「大菩薩峠」
...拙者より先に老女殿を口説(くど)き落すが奥の手じゃ」南条は多数に憎まれながら...
中里介山 「大菩薩峠」
...拙者は要領をうつし留めて置きました...
中里介山 「大菩薩峠」
...当りは付きましたか」ぬっと横合から拙(まず)い顔を出します...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...拙(まず)い御詠歌をやって歩く――」「そうだよ」八五郎はそれ以上の問答を重ねませんでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...どうだ――拙者一人では間違いがあってはいけない...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...はばかりながら拙者その長として戸田どの...
本庄陸男 「石狩川」
...知譜拙記には「寛政九...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...娘は拙者がとり戻して進ぜよう」彼は勇敢にそう云いきってしまった...
吉川英治 「剣難女難」
...そして拙者は……苗字(みょうじ)が戴(たい)...
吉川英治 「新・水滸伝」
...かねがね、ご書状をもちまして」いいかけると、ガタンと、門の扉(と)がうごいて、「秀衡(ひでひら)殿のお身内人(みうちびと)、堀井殿か」「いかにも」「それは、失礼を――」すぐ開けて、「拙者はいつも、おん奥の御代筆を申し上げ、また、そちらよりの御書面にも、拙者の宛名で御状をいただいておる、当家の家来、侍従介(じじゅうのすけ)でござる」と二十歳(はたち)ぐらいな若侍が顔を出した...
吉川英治 「親鸞」
...拙者のためにと仰せ下さるならば...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...』『おそろしく! おそろしく拙い...
渡辺温 「絵姿」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??
