...たいへん投げやりの点が多く...
太宰治 「女の決闘」
...」実に、投げやりな、いい加減な説明だった...
太宰治 「故郷」
...投げやりにしてみたりとび立つやうな焦燥の念に駆られたりする...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...不愛想な投げやりな表情をしている...
豊島与志雄 「奇怪な話」
...独身者らしい投げやりなところは見えるが...
豊島与志雄 「好人物」
...という投げやりの気分や...
豊島与志雄 「生活について」
...」と投げやりの調子で答えた...
豊島与志雄 「理想の女」
...戦争中及び終戦後の十年にわたる投げやりの状態の後にいかにひどい姿になったかは...
中谷宇吉郎 「亡び行く国土」
...投げやりな気持ちになり...
林芙美子 「瀑布」
...もうどうでもいゝ事だと投げやりになつて来る...
林芙美子 「瀑布」
...まるでおどおどした子供の手か投げやりな子供の手で描かれたように...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...投げやりな言葉で詑(わ)びをいったが...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...投げやりであると同時に情熱的で...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...ひどく投げやりな風である)堀井 (子供が菓子でも貰ったようにニコニコ笑いながら...
三好十郎 「好日」
...何か投げやりな声で歌をうたって...
三好十郎 「樹氷」
...そのため多くは投げやりにしてあります...
柳宗悦 「民藝四十年」
...投げやりの生活を認められていたのである...
柳田国男 「木綿以前の事」
...……独りぐらしの中年の男の投げやりな部屋というほかには...
山本周五郎 「陽気な客」
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