例文・使い方一覧でみる「手厚く」の意味
スポンサーリンク...沼南が流連して馴染（なじみ）の女が病気で臥（ね）ている枕頭（ちんとう）にイツマデも附添って手厚く看護したという逸事が載っているが... 
内田魯庵 「三十年前の島田沼南」
...船医の外に特に一名の給仕を附添（つきそい）として手厚く看護し...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...僕をいろいろと手厚く歓待（かんたい）してくれたのだった...
海野十三 「振動魔」
...レヤチーズの霊は必ず手厚く祭ってやろう...
太宰治 「新ハムレット」
...これから手厚くいたわってやろう...
豊島与志雄 「夢の図」
...手厚く連れてこられるものとして待ちかまえていた女たちはそれを見ると戦慄（ふるえ）た...
長谷川時雨 「テンコツさん一家」
...手厚く介護してきた...
フレッド・Ｍ・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...こんなに手厚く葬られる...
松崎天民 「友人一家の死」
...静かに手厚く慰める者の有る事は決して無駄には成らないと子は思って居た...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...此方（こちら）で種々手厚くしてやる事をあたり前だと云う様な調子で聞いて居るので...
宮本百合子 「黒馬車」
...ことに手厚く演者はねぎらわれたのであった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...それでは手厚くして下さる檀那に済まぬというような心から...
森鴎外 「雁」
...手厚くみついでくれ...
森鴎外 「最後の一句」
...彼は手厚く祠（まつ）られた...
吉川英治 「三国志」
...そして郭嘉の遺髪を手厚く都へ送り...
吉川英治 「三国志」
...その大葬を手厚くとり行った後...
吉川英治 「三国志」
...足利家が手厚くしてくれているという消息も...
吉川英治 「私本太平記」
...死体はみな一つ一つ手厚く葬って...
吉川英治 「新書太閤記」
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