例文・使い方一覧でみる「手の甲」の意味
スポンサーリンク...女の手の甲の静脈を愛した... 
芥川龍之介 「僻見」
...きゅうに手の甲がぴりぴりしだした...
有島武郎 「星座」
...このような場合には手の甲を上に...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...小林少年の手の甲（こう）にとまって...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...彼の手の甲に黒い筋がついている...
江戸川乱歩 「湖畔亭事件」
...」小僧は慌てて手の甲で...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...手の甲に青く大きな錨の刺青を視認...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...彼は手の甲でそれをぬぐった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...飛び上るように手の甲を抑えたのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...その手の甲から腕の関節にかけて...
平出修 「瘢痕」
...――チクリとしたので手の甲を見ると蚊がとまつてゐた...
牧野信一 「蔭ひなた」
...思わずその腫れた手の甲を瞼へ持っていった...
正岡容 「小説 圓朝」
...手袋はづしたる右の手の甲に接吻（せっぷん）せしめ玉ふ...
森鴎外 「文づかひ」
...手の甲で涙を拭きながらまじめな口ぶりになって云いだした...
山本周五郎 「陽気な客」
...動きの取れない筆者の手の甲や向う脛（ずね）に武者振付いて遠慮なく血を吸う...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...India Rubber と彫った小型の銀筥（ぎんばこ）の中の青墨をコカインに溶いて手の甲に塗ってみるなぞ...
夢野久作 「Ｓ岬西洋婦人絞殺事件」
...そうして泪でよごれた顔を手の甲で拭（ぬぐ）い拭い寝台から降りて...
夢野久作 「ココナットの実」
...爪は、草の根をつかんでいたが、その手の甲へ、ダラダラ涎（よだれ）が垂れるだけだった...
吉川英治 「新・水滸伝」
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