...この淤泥の中に轉落することを戒めなければならない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...その度毎に親切に戒められたことを...
石川三四郎 「浪」
...六十歳の人が二十代の人の無理をしようとしてもそれは無理というものですよ」と戒められた...
上村松園 「健康と仕事」
...醍醐帝と此の大臣とが密(ひそ)かに謀(はか)って世間の奢(おご)りを戒めたと云う話なども伝わっている...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...」細君はそうも言って戒めた...
徳田秋声 「黴」
...そのうち父がこの事について私に異見をして、藩地に居れば文武の稽古をすべき身で、そんな所へばかり行っていてはいけない、と戒めた...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...戒めのために釣場の下へ沈めて置きましたよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...われわれ自身が妙な方向にはしってしまうことは厳に戒めねばならない...
松濤明 「ピークハンティングに帰れ」
...一面には将来のために軽挙を戒めた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...抽斎は自ら戒め人を戒むるに...
森鴎外 「渋江抽斎」
...師匠自らの惰を戒めるためともみられる...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...そうして天人の戒めを破ってその瓜を二つ食ったところが...
柳田国男 「年中行事覚書」
...うっかり女房の戒めを忘れて...
柳田国男 「年中行事覚書」
...見得坊の父がこれを戒め...
柳田国男 「雪国の春」
...好い夢は人に語るなという戒めは古くからあって...
柳田國男 「夢と文芸」
...誰も気づかぬ様子であったからよいが、近頃、其方にも似合わぬ矯激(きょうげき)な沙汰ではないか」と、戒めた...
吉川英治 「三国志」
...孔明はまた壇下の将士に戒めて云いわたした...
吉川英治 「三国志」
...顔を朱にしてぼくを戒めた...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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