...まるで手におえない我まま娘のようにワッと声を上げて泣いているのだ...
林芙美子 「新版 放浪記」
...阿関はわつと泣いてそれでは離縁をといふたも我ままで御座りました...
樋口一葉 「十三夜」
...我ままの本性あなどられしが口惜しさに...
樋口一葉 「たけくらべ」
...いつでも極りの我まま様(さん)...
樋口一葉 「たけくらべ」
...あきれたものだのと笑つてお前などはその我ままが通るから豪勢さ...
樋口一葉 「にごりえ」
...さのみは愛想の嬉しがらせを言ふやうにもなく我まま至極の身の振舞...
樋口一葉 「にごりえ」
...たいへんに我ままです...
久生十蘭 「キャラコさん」
...「我ままなようですけど...
久生十蘭 「キャラコさん」
...ほんとうに我ままな仕方ですけど...
久生十蘭 「キャラコさん」
...我ままついでに此の席を...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...我ままを愛の表現と思わない決心がいる――「スタイル」の愛の技巧とは全くちがった聰明がいります...
宮本百合子 「新しい抵抗について」
...――年をとりますと不相応な我ままが出まして...
宮本百合子 「伊太利亜の古陶」
...行動では我ままをしてもいいのだ...
宮本百合子 「「結婚の生態」」
...若い人たちの家、それはいいのがないのも実際です、が、旦那さんの方が、消極的我ままで、きまらないところもあり...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...Kの殿様的我ままの消極性も似ていて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...今から直ぐに出発したいという我ままな願いも...
夢野久作 「少女地獄」
...何よりも私のペンの我ままが...
夢野久作 「スランプ」
...張飛の我ままにも...
吉川英治 「三国志」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??