...孰れにしても其半身を求める憧憬に二致がないから――凡ての深入りした經驗は世界の光景の全然一變する刹那を經過するに違ひない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...国民が第一線決戦主義に対する憧憬余りに強くソ連の革命的方式を正しいものと信じ...
石原莞爾 「戦争史大観」
...自分は彼女の小伝を読むにあたつて自分のもつた大いなる興味と親しみと熱烈な或る同情と憧憬を集注させて...
伊藤野枝 「「婦人解放の悲劇」自序」
...欧米文学の絢爛荘重なるを教えられて憧憬(あこが)れていた時であったから...
内田魯庵 「四十年前」
...仙台第二高等学校を中途退学するまで余の頭には実に文芸憧憬(どうけい)の情と衣食問題とが常に争闘を続けていたのであった...
高浜虚子 「子規居士と余」
...未だ見ぬ東邦諸国の古(いにしえ)へと夢のような憧憬(あこがれ)を懐かしめたものであったが...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...憧憬(しようけい)とか...
田山録弥 「エンジンの響」
...一片の麩(ふ)を争う池の鯉(こい)の跳躍への憧憬(どうけい)がラグビー戦の観客を吸い寄せる原動力となるであろう...
寺田寅彦 「からすうりの花と蛾」
...女学生の歌をききながら夢想する空漠たる憧憬や...
豊島与志雄 「春」
...寒月君などもそんなに憧憬(しょうけい)したり(しょうきょう)したり独(ひと)りでむずかしがらないで...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...それは恐怖と憧憬(どうけい)のおののきに燃えてゆくようだ...
原民喜 「苦しく美しき夏」
...僕の生命は豊かな甘さの中に拡がる無限の憧憬――何うかして僕は自分の涯しもない夢を...
牧野信一 「塚越の話」
...思いも寄らぬほどおそろしい苦悩とへ向っての憧憬なのです...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「幻滅」
...すると妬ましい憧憬が――彼女と切り離されて永久に他人で終わるという...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...姫君への憧憬(あこがれ)を常に伝えさせるのであった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...自分には死の恐怖が無いと同時にマインレンデルの「死の憧憬(しようけい)」も無い...
森鴎外 「妄想」
...贅美(ぜいび)といったものへの憧憬と争奪が...
吉川英治 「随筆 新平家」
...彼らの持ち得る最高の憧憬に答えるものとして...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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